あすは警報級の大雨か 東京などの関東甲信越は注意 多い所で1時間に40ミリの降水も…
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今回の低気圧は、冬場などにみられる爆弾低気圧とは少し趣が異なります。低気圧自体が猛烈に発達するというよりは、あえて言えば「大気の川」と呼ばれている現象で、前線によって大雨になることがある状況です。乱暴に言えば6月の梅雨本番を連想するような暖かい空気が、3月のまだ冷たい空気にぶつかる、というのが今回の前線に沿って起きていることです。
従って防災上の注意点はまずは大雨で、湿った南西風で大雨となりやすい静岡県の山沿いで特に注意が必要となります。気象庁からも警報級の大雨になる可能性があるとされていますが、乱暴な言い方をすれば梅雨時を彷彿とさせるような大雨ということになります。ただし雨雲がずっとへばりつくというようなものでもないので、新幹線や高速道路については一時的に通行止めなどとなる可能性はあっても長時間ではないかと思われます。
関東地方自体については南西方向に箱根などの山がある関係で、静岡県ほどではありませんが、ようやく暖かくなったところに急に夏を思わせる雨という形になりそうです。花散らしの雨になってしまうところもあるでしょう。
また前線に向かう風も実は気になるところで、午前中の南風、また前線が抜けた後の北風もそれぞれ強い予想となっており、特に東北地方太平洋側では暴風警報の可能性が中程度とされているくらいに強い風も吹く見込みです。関東地方ではフェリーや海沿いの道路や鉄道を中心に影響が出る恐れがありますのでご注意ください。
空港についても影響を受ける可能性はありますが、滑走路に対しての横風制限値は何とか超えない見通しです。一時的な着陸のやり直し、それによる混雑での遅れが発生する恐れはありますが、離着陸できないなどの大きな運航の乱れはなんとか避けられそうです。
注目のコメント
通勤の時間が大変そうです。リモートワークにするとか、公共交通機関の遅れを想定して早めに出発したほうがよさそうです。風が強いので傘をさしても濡れることを想定したほうがよいと思います。