NY株反発、307ドル高 堅調な米雇用統計を好感
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きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。
上げ幅は一時400ドルを超えています。
IT・ハイテク株も買い戻され、ナスダックは大幅高。
取引開始前に3月の米雇用統計が発表になり、非農業部門雇用者数(NFP)は30.3万人増と予想を大きく上回り、失業率も3.8%に低下しました。
力強い米労働市場が示されたことで、市場の利下げ期待はさらに後退しています。
米株式市場も直後は売りが強まりましたが、動きが一巡すると買い戻しの動きが活発化。
インフレに絡んで最近注目を集めている平均時給が予想通りに前年比4.1%と鈍化傾向が継続したことで安心感が広がっている模様。
ただ、全体的にはFRBの利下げへの説得力には乏しい内容です。
このところの米株式市場は利下げ期待を好感した買いが目立ち、本来の景気の先行きに着目した動きから遠ざかっていました。
今回の雇用統計は、米経済が減速の兆しを全く見せておらず、個人消費は当面持ちこたえられることを示しており、本来、株式市場にとっては良いニュースとなり得ます。
一部からは、FRBが6月に利下げを実施しなくても、それは景気がまだ力強い証拠でもある。企業収益も上向き基調に留まり、株式市場にとっては追い風との声も出ています。
また、別のストラテジストからは、非農業部門雇用者数が予想を上回る30万人超の伸びとなったことは、労働市場にまだ力強さがあることを示している。とはいえ、平均時給が予想に一致したことや労働参加率が僅かに上昇したことを踏まえれば、もはや過熱感はないといった声も聞かれました。
来週の米大手銀を皮切りに1-3月期決算がスタートします。
それへの期待も投資家にはあるようです。
金利上昇もVIX下がり。再びGREEDとなり祭り続行。
利下げ遠のく状況より、米国雇用環境強さが確認されリセッション懸念払拭出来た事の方が好感されたんでしょう。
金利もですが、原油価格高止まりインフレ再燃懸念は払拭されておらず、来週CPIに注目集まります。
またコレまで期待裏切らず、相応の結果出し続けて来た米決算が始まります。
チョットした事で崩れる脆さと言うか慎重さ在る事も、昨日マーケットで示されているとは思います。