ペーパーレスで転換迫られる複合機業界-コニカミノは人員削減
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光学・複合機の技術をベースにものづくりで多角化を進めるキヤノン、複合機の顧客のDX化支援に自社を再定義しSaaS企業に転換するリコー。コニカミノルタは遺伝子検査にかけたがうまくいかずペーパーレス化の逆風のもとで体力を奪われたのが主因でしょう。特許、独禁法に問題がなければ富士と組むのでしょうかね。。。
希望退職募集ではなく「削減」とあるのは、海外での整理解雇や非正規雇用の雇止めを含んでいるからでしょう。22,23年は落ち着いていましたが、今年はまた大規模な人員整理が続きます。資生堂、オムロン、ソニーグループなど。コロナ禍並みの流れになりそうです。
背景の一つはやはり2年連続の大きな賃上げです。企業が5-10年の人件費推計をするときの賃金上昇率のレートが大きく変わりました。さらにこれからも上がり続けることを見越し、黒字でも早めの人員整理のほうが得策、ということです。
(参考)グローバル構造改革実施および2024年度の損失計上見込みに関するお知らせ
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/2024/0404-01-01.htmlバンバン人員削減する会社が増えていけば、日本も雇用が流動化して賃金も高くなるはず。ゾンビ企業を減らしていくためにも、全体的な流れとしてこれは必要なことだと思う。
日本は社会的なセーフティネットがしっかりしてるので、リストラを増やしたところでアメリカみたいな貧富の差がひどいことにはならない。