ユーロ圏インフレ率、3月は2.4%に低下-6月利下げ見通し強まる
コメント
注目のコメント
木下先生に同意します。ECBが5月下旬に公表する今年第1四半期の妥結賃金の伸びが昨年第4四半期の4.46%から縮小していれば、6月の利下げ開始が濃厚です。一方、FRBが6月までにインフレ鈍化への自信を深めることは容易ではなくなってきましたから、7月以降に後ずれする公算が大きいでしょう。為替で言えば、これはEURUSDの軟化を通じてドルを下支えしそうです。
実体経済が弱い欧州、強い米国という点も加えて判断しますと、6月の利下げで先行するのはECBであり、FRBの利下げは9月以降に後ズレしそうに思いますが、エコノミストの皆さまいかがでしょう。