フィアットCEOからの合併打診、米GMが拒否=報道
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注目のコメント
NYTの原文Pickは下記参照。下記のコメントにも書いたが、自動車業界において規模が重要なのは間違いないが、一方で規模が全てを救うという90年代後半の幻想はもはやないと思う。マルキオーネ氏が燃やしている情熱ほどに効果があるとは、Daimler Chryslerなどを見ていると、思えない。
富士重やマツダのターンアラウンドはその点で興味深く、規模が小さいゆえにできるブランドイメージの統一も大きく効いていると思う(もちろんそれだけではないし、トヨタとの連携や、苦しいときでもSky Activeなど基軸をブラさずリスクを取ったのは、本当にすごいこと)。
https://newspicks.com/news/979592下記トヨタとマツダの記事でも書いたが、
https://newspicks.com/news/956229
やはり、今後の大きな戦いのルール変更に向けての投資を考えると、小さい規模の会社はまとまるしかない。
専門家によって意見が分かれるが、おおむね500万台から1,000万台位の台数を売れないと、自動車メーカーとして生き残るのは苦しくなるという議論がされてきた。フィアットは500万台を少し下回る。
1000万台規模というと、トヨタ(1,023万)、VW(1,014万)、GM(992万)の3社。
500万台でもこれにルノー日産(847万)、現代;(771万)、フォード(632万)くらいが加わる6陣営程度。
そのあとにフィアット・クライスラー(461万)やホンダ(436万)が続く。
今後も間違いなく統合は進んでいくと思われる。もし合併すれば、たぶん世界№1の売上高になるが、利益(率)はトヨタ、VWの足元にも及ばない。また記事にあるようなコスト削減が実現するとは思えないですね。