「ラピダス」の半導体開発に最大5900億円追加支援 支援総額は1兆円近くに 経産省
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ラピダスが力を入れているGAA構造はリーク電流を低減するのに適した構造であり、3nm世代ではあるものの、すでに2022年にSamsungが量産にこぎつけた技術です。
(ラピダスが目指すのは2nm以降です)
今回の追加支援はGAA構造量産化加速にも寄与すると思いますが、GAAの次の世代も見越した投資になっていると良いと感じています。
ちなみにGAAの次の世代の技術としてはCFETという技術があり、巷では究極の半導体構造とも言われています。
ただしこの構造も複数入力には対応しておらず、NOT回路以外の論理回路が実現できないという課題を持っています。
この課題の解決策については湘南工科大学の渡辺氏が解決策を示してくださっており、実現には前工程のみならず、後工程を含めていくつかの課題解決が必要な状況です。
この技術採用可否に関わらず、ラピダスがどれだけ先を見越した投資を国に提案し、その重要性を国が理解してお金を落としているのかが気になるところです。
この手の話は密室で議論されることが多いような気がしますが、結論に至った経緯、考え方も広く一般の方にわかりやすく説明していただきたいな、と思いますね。
(税金使うわけですし、説明責任はあるのではないか、と思うわけで)
【参考】
湘南工科大学 渡辺氏が提唱している技術に関する記事はコチラ
「ラピダスが他社に追い付く奇策あり」、元東芝研究者が新構造を提唱
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08857/
半導体の世代進化を支える技術については東京エレクトロンデバイスさんが丁寧に説明するページを準備しているので、そちらも併せてご確認いただければと思います。
AI時代の発展を支える半導体製造技術【第13話】「CFET」とは
https://www.inrevium.com/pickup/cfet/ラピダスについて、最大5900億円を追加支援すると発表。支援総額は、1兆円近くになるとのこと。半導体分野の今後の動向が注目されます。
なお、コメント欄は以下の記事を併せてご確認ください。
・ラピダスに5900億円追加検討 経産省、次世代半導体支援
https://newspicks.com/news/9794027/