東京の気温25℃台に 今年初の夏日観測 3月の最高気温として過去最高を更新
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高い気温を観測する要因としては、全般に暖かい空気が日本付近に吹き込んでいる場合に、
・ヒートアイランド(都市の排熱などに起因する熱)
・フェーン現象
・地球温暖化
が重なって発生するということが言えます。
本日の状況は三陸沖の低気圧を経由し、サハリン北部で発達した低気圧へ向けて中国大陸から暖かい空気が流れ込む場であったことがあり、上空1500m付近では関東から西日本にかけて平年比で10℃以上高くなっていました。
さらにその上空1500m付近が広く弱い西風の場であったため、山を西側に見る関東内陸部や甲府盆地を中心にフェーン現象が発生したと考えられ、東京都心部ではヒートアイランドなどもあり気温が上昇したと考えられます。
東京の最高気温は13:32に28.1℃を観測し、2013年3月10日の25.3℃を3℃近く上回って1876年以来のデータとして3月の最高気温の記録を塗り替えました。関東付近で最も高い気温になったのは甲府と府中で、ともに28.6℃を観測しています。府中ではやはり2013年3月10日の28.1℃を上回って3月の記録を更新しました。甲府では1930年3月29日に28.8℃を記録しておりわずかに及ばない状況でした。いずれの地点も平年比で10℃以上高い最高気温となっており、そもそも高かった上空の空気がフェーン現象によって降りてきたと考えると整合的です。
この先2週間ほどは天気は周期的に変化するものの、全国的に気温は平年並みかやや高く推移する見込みで、桜の便りが続々と届くことになりそうです。暖かさで花の開くペースが早いと見込まれますので、次の週末はもう花の盛りを過ぎているなどというところもあるかもしれません。お花見は来週末かその前がお勧めです。
注目のコメント
とうとう夏日…! 桜の開花が一気に進みそうです。今日は首都圏在住の私も薄手の七分袖1枚ですし、半袖の人も珍しくないです。でも明日は私の住む地域では気温が下がるという予報が出ているので油断できないなーと思います。