インドの若者、高学歴ほど失業率高い-労働市場でのミスマッチ示唆
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- 1インドで高学歴の若者は学歴のない若者より職に就いていない可能性が高いことが分かった
- 2大学を卒業した人の失業率は29.1%で、読み書きができない人(3.4%)の約9倍に達した
- 3インドの若年層失業率は今や世界水準より高いとのこと
コメント
注目のコメント
これは世界中のほとんどの途上国で起きていることで、若者が多い国ほど失業率が高くなります。
メキシコやバングラデシュのような製造業が急発展している国であれば、これは当てはまりませんが。
インドでいう「若者」とは15歳から29歳のことですが、インドの人口の27%、4億人は若者です。
インドの失業率は7%程度ですが、若者に限っていえば12.4%。内、男性は1450万人、女性は440万人です。
https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---asia/---ro-bangkok/---sro-new_delhi/documents/publication/wcms_921154.pdf
4月の総選挙でも、少なくとも若者の有権者は、失業対策を最大の注目点として投票するでしょう。
アジアの「高学歴失業問題」というのは、アジア諸国のほとんどでいわれています。
「教育内容と求人需要のミスマッチ」が原因というのもよくいわれますが、果たしてどうなのか。
日本などは、大学生があまり勉強していなかった時代でも就職できていたようではありますが。
インドで理工系の大卒者が増えたら若者の失業率が減るのかどうか。
いずれにしろ、そんなに単純な話ではなく、要因はもっといくつもあるでしょう。インド在住です。「インドは高学歴の方でもなかなか職につけない」という話はインド人からもよく聞きますが、大学を卒業した人の失業率が読み書きができない人の約9倍というのは驚きですね。
ミスマッチはもちろんですが、読み書き出来ない層の失業率が最も低いというのを見ると、高学歴なほど希望に沿う職業が見つかるまで安売りしない、働かないでも食べていかれる環境も有るって事ですよね?
日本は大学出ると、とにかく就職みたいな風潮がありますが、インドの高学歴層は家が裕福で余裕が有ったするのだろうか?