日銀、1月から利上げ議論 議事要旨「金融政策正常化へ」
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注目のコメント
政策変更が見送られた1月会合でも、含蓄があり深く考えさせられる意見が飛び交い内容の濃い議論をしていたのですね。
一人の委員が「これまでのきわめて緩和的な金融政策を小幅に修正したとしても、そのことで緩和的な金融環境が変わるわけではないことを示していく必要がある」と述べています。この委員は、1937年の米国のわずかな金融政策の変更が経済主体の行動の大きな変化につながり大恐慌を長引かせたことを教訓に、日銀の政策修正が「レジームの再転換と解釈されないように」と指摘したようです。
また、植田総裁がこのところおっしゃっている「デフレではない状態を作り出した」発言は、多角的レビューの一環として行われた「反実仮想分析」から来ているのですね。
実に興味深いです。