• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

300棟以上の湾岸タワマンが傾き続けている…ブラジルで大量発生中の「傾きマンション」という厄介な問題

121
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


選択しているユーザー

  • M.Architect/C.m.engineer/R.E.Notary&P.Manager/W.Coordinator

    ここをみて笑った
    「しかし住民の中には、1階エントランスと同じように、個別に部屋の床を水平に直した世帯が1割程度おり、こうした人たちが修復工事に反対しているという」
    まあ。ね。

    倒壊して亡くなるのは自己責任としても、倒壊や傾きによる不具合で第三者に被害があったら当然に所有者責任を問われるのが日本ですがブラジルはどうなのでしょう。豆腐に乗ってるだけの建築物が倒れないなんて何かのマジックにしか思えませんが。


注目のコメント

  • badge
    在ブラジル建築プロデューサー/隈研吾建築都市設計事務所ブラジル担当室長

    建築の専門家でなくても、この名物建築群を知らない人はいないのではないか、というほど一般にも知られているのが、この記事にあるサントスの海岸沿いにある一連の傾きマンション群です。

    サンパウロ在住のフォトグラファー仁尾さんがフォトショップで加工したものでもなんでもなく、全く写真のまま、肉眼でも確認ができるほど傾いています。

    ブラジルに15年近く住んでいると、これくらいの傾きや細過ぎる柱、薄過ぎる床スラブ、飛ばしすぎた柱スパンを見てももう驚かなくなってきているのが自分でも怖いところですが、体に感じる地震がほぼないこの国の国民にとっては、建物や地盤が揺れるという恐怖を感じたことがないからこそ、これらの建物に住み続けることができるのではないでしょうか。

    そんなこの国でも、建築申請の際に構造計算が全く不要かというとそうではありません。各州や各市によって法規に若干の違いはありますが、基本的には大規模建築や用途によって構造計算書の提出が義務づけられています。要はそれに当てはまる建物が日本に比べて少ないということ、そして構造計算書を提出してもその適合性を判定するのが役所から委託された構造設計士次第ということもあるため、正直なところどこまで一元管理が出来ているのか怪しいところがあります。

    こうした背景にあるのは、やはり構造の問題があった場合は建物所有者側の自己責任ですよ、という考えが根底にあるからだと思います。なので建物によっては、たとえばモールや複合施設のオーナー次第で役所が求める構造計算書よりももっと詳細なものを求められるケースもありますし様々です。

    1964年にサンパウロ州郊外のピラシカーバ市で、市内初の15階建ての高層ビルで22,000㎡の商業施設COMURBA(コムルバ)が仕上げ工事中に崩落し、50人以上の犠牲者が出た大惨事がありましたが、それをきっかけに国としても構造計算の基準を厳格化し、今では国から認定をされた構造計算プログラムの使用が広く普及するようになりました。

    とはいえ、未だに数年に一度の確率で高層ビルの崩落事故は後を絶たないですし、お隣りの国で地震があるコロンビアなどと比べると、構造に関する法整備や基準がまだまだ甘いというのが現場で働く一人としての見解ですね。(一方で、環境系の法規は明らかに日本よりも厳しい基準があるところが、また奥深いところです。)


  • 東日本大震災のとき、基礎にダメージを受けたらしく当時住んでいた雇用促進住宅が傾きました…。
    (なお住んでいた栃木県真岡市の震度は、市中心部で6弱、ところによって6強。)
    市の災害本部の名義で、入口に「危険 立入禁止」の赤紙を貼られました。🥺
    市から後日受け取った被害認定によれば、傾きは2.5度で半壊認定。

    本震から丸2日経った3月13日に緊急の自治会が開かれ、 簡易調査の報告を元に管理人から避難を勧告されましたが、報告を聞いた限りでは震度6強クラスの地震をもう一度食らえばともかく危機が差し迫っているわけではなさそう…と住民一同避難を拒否。
    最終的に、被災者扱いで近隣の他の雇用促進住宅に無償で移れることとなり、全世帯退去して取り壊しになりました。


    以上、震災の個人的な思い出でした。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか