テロ「実行犯」ISが写真公開 「最大の打撃をロシアに与えた」
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ロシアがチェチェンに武力行使をした時点から、ロシア国内でのテロは頻発していたのだが、チェチェンとの合意が出来てテロはおさまっていた。
ウクライナ攻撃を始めてまたテロが始まったのだ。
ロシアがウクライナに武力行使してる間はテロが頻発するのだろう。
注目のコメント
イスラーム国系「アーマーク通信」は、実行犯4人の記念撮影(これだけだと全員が顔を隠していて、何ともいえませんが)だけではなく、襲撃中の襲撃者視点の動画、つまり襲撃者が装備していたボディカメラの記録を公開しています。
これは、少なくとも、「アーマーク通信」が襲撃犯と連絡をとれる関係にあったという非常に有力な証拠です。
一方、ロシアの治安当局は、ウクライナとの国境に近い南部で、襲撃者4名とされるタジキスタン人4人を逮捕しています。
この4人は、明らかに拷問を受けていて、1人などは耳を切り落とされていますが、ペラペラと自白する様子が国営テレビで放送されています。
「モスクワに出稼ぎに来ていたが仕事が見つからなかったから」
「ソーシャル・メディアで人を殺せば50万ルーブリ(80万円くらい)もらえるという仕事を見知らぬ人間に依頼されたから」
などと話していますが、短時間で数十人を平然と殺害するイスラーム国の戦闘員のようには全然見えません。
いずれにしても、ロシア政府は、この逮捕した4名が実行犯であるという設定で、今後の対応を進めていくでしょう。ISは今年1月にもイランのケルマーンで大きな爆破テロを起こしていて、80人が死亡した。
ISがカリフ制国家を名乗り、建国宣言をしたのが早10年前。その後米軍などの殲滅作戦で支配地域を失い、2019年には指導者バグダディも殺害された。
それでもこうして、立て続けに世界を震撼させるテロを起こし続けるISを見ると、やはり対テロ作戦の難しさを感じる。西側からして今のロシア・プーチン政権は敵扱いなので、たとえロシアの民が犠牲に実はなっていたとしても、非難声明の程度で終わるのは目に見えています。ロシアは自力で打開しないといけないがウクライナの案件で割ける人も限られています。
情報網を駆使して親玉を叩くことは出来るかも知れませんが、全容解明を期待するのは難しいでしょう。
そしてこういう形で存在感を出したということは、状況いかんでそうしたことを狙われることを意味しています。
ISは「イスラム国」を名乗っていた際には存在感は有りましたが、その後は散り散りになっただけでなく、勝手連的な組織が世界各地に出来ていることも見逃せません。世界的な司令系統からの指示、という訳ではないことを想定して議論の必要があります。