皇太子さまに元号案6案を伝達 安倍首相、「令和」に力点
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明治 1868〜
大正 1912〜
昭和 1926〜
平成 1989〜
令和 2019〜
・・・だそうです。
【降る雪や 明治は遠くなりにけり】
中村草田男作
1901〜1983 82歳没
元号決定にはその時々のドラマがあって当たり前だと思います。日本の国体として受け入れ、それで良いかと。
注目のコメント
記事の意図が見えませんが、憲法の解釈の下、やるべきことをやっていたということでしょう。
そして、制定にまつわる詳細も大事ですが、令和には日本の歴史、文化、自然を大事に引き継ぎながら明日を切り拓いていくという願いが込められ、そのような願いが込められた元号が多くの国民によって好意的に受け止められ、日々使われているということこそが大事と思います。
首相談話は改めて一読に値すると思います。独断と偏見で一部引用します。
●万葉集は、1200年余り前に編さんされた日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人(さきもり)や農民まで、幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、わが国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書であります。
●悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄を、しっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい、との願いを込め、「令和」に決定いたしました。。文化を育み、自然の美しさをめでることができる平和の日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ちあふれた新しい時代を、国民の皆さまと共に切り開いていく。
●元号は、皇室の長い伝統と、国家の安泰と国民の幸福への深い願いとともに、1400年近くにわたるわが国の歴史を紡いできました。日本人の心情に溶け込み、日本国民の精神的な一体感を支えるものともなっています。この新しい元号も、広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根差していくことを心から願っております。
令和「日本の国柄、しっかり次代へ」 首相談話全文
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43168770R00C19A4000000/?n_cid=DSREA001
個人的には「和」という言葉は聖徳太子の憲法17条の「和をもって貴しとなす」など日本人が古くから大事にしている言葉でもあり、令和は素晴らしい元号だと思います。
そして、実際に国民の8割が好意的に受け止めている元号です。
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/317872.html他の5案については、以下の記事に解説があります。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43214680S9A400C1MM0000/
「令和」は『万葉集』巻五梅花歌卅二首幷序の序文から取り、初めての国書由来の元号とされます。ただし、この序文は張衡「帰田賦」や王羲之「蘭亭序」のモチーフや表現を引き継いだものでもあります。
https://www.todaishimbun.org/reiwa20190430/
つまり、国書を出典としつつ、漢籍から元号を取るという伝統をも同時に維持した、かなり高度な元号のようです。安倍氏が意図していたかは分かりませんが。
ロバート・キャンベル先生は「国書か漢籍かということはどうでもよく、国を超えて共有される言葉の力、イメージを喚起する元号だ。元号は孤立しているものではなく、北東アジア文化圏で共有された情操の世界とつながる言葉だ」とコメントしています。まったくその通りだと思います。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASM4165CHM41UTFK01Z.html