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【遺言】有名ベンチャー破綻。グリーンビジネスの「過酷な現実」

NewsPicks編集部
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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    異物がなく異素材がない状態の均一な性質の廃製品が大量に揃い、好条件の買取が保証される場合には、高度なリサイクルでも採算が合うかもしれません。

    しかし、そのような条件が揃うことは少なく、ましてや様々な異素材が糸レベルで絡み合い、異物も当たり前のようについており、同じ商品が一度に回収されることが少ないという特性をもつ衣服を素材リサイクルするとなると、安定的な品質を担保しつつ赤字にならないように操業すること自体が難しく、株主や債権者の期待利回り以上の成果を出すことは、なおさら大変だと思います。

    イノベーションで解決できればいいのですが、通常のビジネスの時間軸で経営していると、そのような技術開発に行き着く前に体力が尽きてしまいます。

    このような意味では、別の収益性のある基盤事業を維持しつつ、投資にまわせる範囲の資金から技術開発を行っていける企業は、グリーンビジネスと親和性が高いようにも感じます。スタートアップの場合は、長い目で見てくれるパートナーが必要。いずれにせよ、注目の技術をもつ企業であっただけに残念ですね。


注目のコメント

  • NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局)

    2021-2022年、アメリカだけで年間5兆円という空前の気候テックスタートアップへの投資があり、環境先進国である北欧などでは、グリーン分野のユニコーン などが登場しました。 世界初のリサイクルファッション素材の量産化に成功したリニューセルも、そんな注目ベンチャーとして上場しました。

    バックには、ファストファッションのグローバル企業のH&Mもついて、サーキュラーエコノミーのモデルにも思えたこの会社が、私たちのインタビュー直後に倒産しました。彼らが最後に残した、グリーンビジネスの誤算とはなんだったのか。日本にも大きな示唆のある内容で、ぜひご視聴ください!


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    PwCコンサルティング合同会社/(株)スマートアグリ・リレーションズ(バイオマスレジングループ) Director/Executive advisor

    日本のスタートアップが成長しない理由として、スタートアップ企業と大企業の連携が上手くいかないこと、大企業がスタートアップへの投資が進まないことが、大企業が最初からパーフェクトを求めてくることが言われていましたが、欧米も同じなんですね。
    消費者の理解が進まないと難しいことがよく分かりました。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    お金から考えて、とても興味深い事例。
    Renewcellが1億ドルかけて工場投資をして量産にこぎつけた状況であることが動画の中で分かる。一方、革新的な技術の可能性があるかもしれず、かつ1億ドルに過ぎない投資で量産にまで至っているのに、救う投資家がいなかった。破綻させるほうがリスクは少ないが、一方で破綻前の救済であれば確実に手に入れられるわけで。
    世界の様々なZ世代のアンケートだと、環境配慮製品のニーズは極めて高い。配慮するための色々な方法はあるが、フルリサイクルのコストは、アパレルブランドが求められる対応や需要とバランスしたコストで現段階ではフィットしないのだろう。そして、そこがグリーンウォッシュとかともつながる。

    なお、Re:NewCellは2020年にストックホルム証取に上場していて、時価総額は半年前300億円ほど、ピークでは約1000億円。
    量産ができるようになり、1四半期当たりの売上は現在は約10億円。ただ粗利レベルで損益分岐点にようやく到達し、営業利益・EBITDAの両方で約10億円の赤字。有形固定資産が200億円以上あり、株主資本は約100億円あるが、有利子負債が150億円超。
    工場の稼働率や歩留まりは分からないが、フル稼働であれば価格を倍にしてようやく損益分岐。逆にそうではないなら、色々改善の余地はあるかもしれない。そして衣服はブランドの方向にもよるが、ファストリで原価率50%、Inditex(Zara)で原価率45%くらいの産業。もちろんこれは加工費とかを含む。
    着心地が改善して、ベーシックな製品で使えるようになると、ユニクロに良いかもとも思う。着心地などに妥協しないが、規模もあり、ベーシックゆえにファッションサイクルには相対的に左右されにくい。繊維パートナーの東レなども含めて、将来的な動きも含めて見ていきたい。


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