アップル、Watch用ディスプレー内製化プロジェクト中止-関係者
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Appleは半導体を中心に部品の内製化を進めていました。特にマイクロLEDは2024年末までにApple Watch Ultraに搭載し、その後各デバイスに拡大予定でしたが、断念とのこと。BOMコストとして大きな割合を占めるので、価格における競争優位性は中華、韓国スマホと比較し差がつきそうです。
先日の自動運転の中止と併せて、ずっと続けていたが未来がクリアになっていないものを閉じている。
VRは、Vision Proを出してGoとなった領域だが、元々進んでいたと報道レベルでも窺えるし、飛び地ではない。一方で部品内製や自動車は飛び地。
マイクロLEDについては、過去Pickを発掘してみると、2018年からあった。報じられたのがそこくらいからで、もっと前から始めていただろう。
おそらくは、iPhoneやVRなども研究段階でのアプリケーションとしてはあったと思う。特にVRは二つ目の記事でのRikiさんのコメントに詳しいが、デジカメのEVFなどでマイクロLEDが使われていることなどから応用可能性はあったと思うが、Vision Pro含めてどこかで見切って、最後の可能性としてApple Watch用が残っていたが、それが止まったのだろう。
アップルが初の自社設計・製造のディスプレー開発に着手-関係者(2018/3、Bloomberg)
https://newspicks.com/news/2896801
【独自】アップルが2020年に発売する、スマートグラスの「正体」(2019/2、NP編集部)
https://newspicks.com/news/3665126他の報道にもあるが、有機ELが品質やコストで改善され、microLEDを採用するメリットを短期で実現不可となったのが主な要因と思われる。
Appleのディスプレイ内製化は、設計から製造まで自社グループ内で行う。
プロセッサは、設計のみで製造は委託。
外販も並行するなら、そこで投資を回収することも出来るが、他社が同等となり、独自性が弱くなる。
他社への供給は無い前提。
自社向けに特別な品質を、少量ではなく、Apple Watchでは大量生産が求められる。
製造コストを抱えて、端末価格に転嫁したとして、ユーザーに見合った価値を提供できるか、長期的に収支が成り立つのか、などがポイントになるのだろうか。
Appleという企業は、他社のサプライヤーにはなり得ない、というのもあるのかな。
ディスプレイは適さなかった。
時期が来たら再参入あるかもしれないが。