【完全図解】今こそ知りたい「コンプライアンス」大全
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職務への意欲や職場への 誇りを持つ従業員でも、 コンプライアンス違反を起こす可能性があるとの点も
その通りだと思います。
なぜなら、ポジティブなケースもネガティブなケースも、多くの場合は自分たちの世界に入り込んでしまって周りが客観的に見えなくなる事に起因しているからです。
そういう意味でも経営者や現場にダイバーシティを持たせて客観的な意思決定を促す事が大事になってきます。
これは経営者だけでもダメで、3つのディフェンスライン、即ち①業務執行、②リスク管理、③内部監査の各現場にて客観的な判断ができる仕組みや企業風土が大事となります。
注目のコメント
毎月のように大企業が謝罪会見を開き、個人レベルでも毎日のように「コンプラ」が問われる現代。最近では水原一平氏の違法賭博や学歴詐称もその類でしょうし、どこかの自治体のトップのセクハラ疑惑も世間を騒がせております。
さらに、今クール最大のヒットとも言われるドラマ「不適切にほほどがある」も、過剰コンプラ社会をアイロニックに描いたものです。
もっとも、あちこちで噴出しているということは、裏返せば「何がコンプラ違反かわからず、ゴールポストが動き続けるためについていけていない」のが実態で、明日は我が身とも言えるのではないでしょうか。
こうした状況を、勝手に「1億総コンプラ違反予備軍時代」と名付け、今日からコンプラ関連の特集をスタートします。
コンプラ違反が起きやすい組織や、そもそも違反に至るまでのマインドセット、そしてやる気があって意欲に満ち溢れる人、職場に満足している人が違反を容認しがち、という驚きの研究結果まで。
ぜひ、これを読むことで「コンプラ違反」を少しでも避けられるような手助けになれればと思っています。目標が高いほどコンプラ違反が起きやすくなるのは確かでしょう。とはいえ、会社というのは成長することが主ミッションですから、目標は高く設定せざるを得ません。ここに矛盾があると思います。
コンプライアンスは従業員や役員の高い意識(マインドセット)だけで何とかなる問題では無くなったのも時代です。AIに限らず、行動を自動チェックする仕組みが不可欠になりそうです。一番効くのが「あなたは見られている」という視線ですから。でも、監視社会では息苦しい。
いったいどうすれば良いのでしょう?