NY株続伸、320ドル高 IT銘柄買われる
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きょうの米株式市場でダウ平均は続伸。
序盤はIT・ハイテク株に売りが強まり、ナスダックの下げと伴にダウ平均も下落しましたが、後半に上昇に転じ、300ドル超の上げとなっています。
IT・ハイテク株については、前日開催されたエヌビディア<NVDA>のAIコンファレンスで発表された最新情報に投資家は注目していましたが、序盤の同社株は下落の反応を見せ、IT・ハイテク株の雰囲気を圧迫しました。
しかし、後半には上昇に転じたことから、ナスダックも上げに転じました。
エヌビディアは次世代チップ「ブラックウェル」を披露し、AIを支えるモデルの処理が数倍速くなると説明。
ただ、ブラックウェルについては事前に伝わっており、今回は大きなサプライズ発表はなかったと見られた模様。
アナリストは強気な見方を維持してはいます。
本日からFOMCが始まり、今夜に結果が発表されます。
序盤はそれを警戒した動きも出ていたようです。
政策は据え置きが確実視されており、注目はパウエル議長の会見などになりますが、今回はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)と経済見通しも公表され注目されます。
市場は早期の利下げ期待を後退させており、年内の利下げ回数も3回を織り込めていない状況。
12月FOMC時のドット・プロットは、今年3回の利下げ(計0.75%)を見込み、ハト派サプライズが広がっていましたが、市場ではそれが2回に減るのではとの観測も強まっていました。
一部からは、雇用が次第に落ち着きを取り戻す中で、パウエルFRB議長は景気の先行きを気にしており、意外に3回の利下げ予想を維持し、ハト派スタンスを維持するのではとの観測も出ていました。
2回か3回かで米株式市場も反応が変わりそうです。
金利落ち着きVIX下がりGREED継続です。
原油価格高くBTC不安定に下げています。
FOMCイベント無事通過出来るかですが、私見では次回雇用統計(失業率)注目しており、米国経済は早ければ5月からリセッション入りあり得ると観てます。
足元の債券市場と株式市場のギャップも気になるところです。