現場は「人手不足」を主張しても、会社は「上司のスキル不足」と却下管理職が「罰ゲーム化」する負のループ
コメント
選択しているユーザー
「先回り系」部下とは、忖度して不正に手を染める部下のことを指すのでしょう。「ビクビク系」部下も、言われるまま不正に手を染めます。不正の起こる職場において、唯一、不正に立ち向かうのが、「言うこと聞かない系」部下です。
しかし、不正の起こる職場は、そもそも、部下の話の通らない、風通しの悪い環境だから不正が起こるのです。そのような環境においては、「言うこと聞かない系」部下は、「コミュニケーション能力が低く、組織の論理を理解していない」存在でしかありません。服従するか虐げられるか転職するか。あるいは、SNSで告発するかもしれません。
不正の起こる企業では、中間管理職も罰ゲームですし、平社員も罰ゲーム。経営陣が報酬取り過ぎてるから、それ以外の給料は低い。そういった環境が、日本企業の生産性の低さ、不正の多さ、エンゲージメントの低さに繋がっているのかもしれません。そんな企業が平気で生き残っていられるのは、社員が転職せず、労働行政が十分に機能していないからではないでしょうか。
注目のコメント
職場の環境を経営や人事が把握できていない、に決まってるので、必要な成果に必要なメンバーを稟議上げて説得して動くまでやらずにマネジメントではないだけかなと
「マネジメントの課題」は大企業でもスタートアップでも必ず上がる話題ですね。
人事と管理職の認識ギャップがあり負のスパイラルに陥っている、という構造はたしかになと感じさせられるものがあります。
多くの企業で女性管理職を増やす取り組みに力をいれていると思いますが、
「会社からは管理職になることを求められているが、この会社で管理職にまで上り詰めたいと思えない」という声は転職相談のシーンでもよく聞きます。
人手不足、生産性、組織のジェンダーギャップ、様々な要素が絡み合っており、日本企業の成長における大きなボトルネックのように思います。拙著「罰ゲーム化する管理職」からの記事です。「管理職は大変だ」「大変だからマネジメントスキルをつけよう」くらいの認識では、罰ゲーム化のトレンドは止まりません。フォロワーシップのことをきちんと議論するべき時期です。