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牛乳販売店の苦境際立つ、昨年の廃業は過去最多 地域に根差す専業店ほど苦しく

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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    私が子供のころは、牛乳は宅配が当然で、どこの町にも牛乳屋さんがありました。私が育った大阪市内も同じです。紙パックなんて便利なものは無かったですし、我が家にはそもそも冷蔵庫がありません。毎朝届く牛乳を、新鮮なうちに飲ませて貰ったのを覚えています。
    ところが冷蔵庫が普及しスーパーマーケットが勃興し、紙パックといった持ち運び易い容器が拡がると、従来の販売ルートが一変し、町の牛乳屋さんの多くが消えて行きました。これまで頑張って来られた牛乳屋さんには申し訳ない言い方ですが、こうした状況下、スーパーマーケットやコンビニで紙パック入りの牛乳を販売することを禁止して、牛乳屋さんを守るでしょうか。もし牛乳配達事業議員連盟なんていうのがあってそれに見合う利権があるなら、衛生面だとかなんだとか様々な議論が持ち上がり、牛乳屋さん以外の牛乳販売が禁止され、今に至っていたかもしれません。
    なぜこんな話を持ち出すかというと、最近話題になったカーシェアリングの問題が、私には牛乳屋さんの盛衰とダブって見えてしまうからなんです。タクシーは、専門の運転手と専用の駐車場を備えた事業者に政府がタクシーという名のお墨付きを与えて安全安心を担保する社会インフラです。情報が乏しく安全を守る枠組みが乏しかった時代には、知らない土地で知らない自動車に乗るにはそうした制度が必要でした。
    ところが今はGPSが発達しキャッシュレス決済が普及し、走行履歴と決済履歴と客と運転手の相互評価がクラウドに蓄積されてAIがそれを分析し、スマホ一つで安心して乗るべき車と客が選べます。そこで生まれたのが当局の認可に代わってSNSが安心安全を担保するカーシェアリングという名の新しい社会インフラです。社会的な役割を終えたタクシー事業者が日本以外の国で急速に減ってカーシェアリングが拡がる中で、我が国はタクシー事業者を守って新しい社会インフラの導入を認めません。鳴り物入りで始まった”日本版カーシェアリング“は既存事業者の運転手不足を解消する手段に留まって、本来のカーシェアとは似ても似つかぬ代物になりました。
    タクシー事業者を守ってカーシェアリングを拒むのは、いわば、技術と時代の変化に掉さして牛乳屋さんの存在を守るようなもの。筋違いの話ではありますが、私には変化を拒んで立ち遅れて行く日本の姿を捉える一つの鏡に見えて仕方がないんです f(^^;


  • 温厚で思考好きな人

    牛乳だけを配送してもらうのはその地域に同じように牛乳を配送して欲しいって人がそれなりにいないと非効率。そういう意味では配送の需要が減ったなら新聞と牛乳を同時に届けてもらうとか何かしら『ついで』がないと難しいのかも。

    あと過去最多になったのはコロナの持続化給付金などの影響で2023年の倒産が1件に抑えられた反動もあるのかな・・と思う。割と大事なことだけど見落とす人は多いと思う。それと休廃業の件数の推移しか見ていないから割合は分からない。仮にマイナス20件だとしても100件→80件と80件→60件、60件→40件では率がぜんぜん違う。全体の件数を出さずに休廃業の件数だけ出すのはあんまり数字に強い人の書き方ではないと思う。


  • 経営コンプライアンス・リスクマネジメントマネージャー

    零細業者ほど経営体力がないので「状況好転まで耐え忍ぶ」ことが難しく、大手以上に状況を見て素早く適応することが求められるのでしょう。それは例えばコロナ禍でレストランが休業に追い込まれた時に、持ち帰りやデリバリーにシフトできるかなどです。言い換えれば「昔ながら」は零細業者ほど難しいはずですし、またそれらを規制で保護しすぎると、経済の新陳代謝も阻害されてしまいます。


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