アイスランドでまた火山噴火=昨年12月以降4度目
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欧州で最多の33の活火山を抱えるアイスランドは、地球儀を見れば分かるように北極圏の南限、北緯66度33分のすぐ南のへりに浮かんでいる。 このニュースが伝えるとおり、活発な火山活動が絶えないその一方で、国土の約一割は氷河に覆われており、まさに「火と氷が同居する」、実に特異な島である。
記事に添えられた溶岩流の写真は、ユーラシアプレートと北米プレートの接点に位置するこの国が、双方の動きによって常に東西方向の力を受け続ける、世界屈指の地質的不安定ぶりを象徴するようで、見れば見るほど強烈な印象で以って私たちの脳裏にしっかりと焼き付けられる。
翻って我が日本も、北米・ユーラシア・フィリピン海の三つのプレートが地下深くでせめぎ合う接点にあるだけに、アイスランドで今 展開中のこの光景がいつ起きないとも限らない。 富士山の噴火が、折に触れてニュースなどで取り上げられる近年、私たちもそんな「万一の日、時」に備え、火山関連の報道には日頃から目を向けておくべきだろう。