「ひょっとして男性更年期?」 心身の不調と向き合う方法を医師が解説
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男性更年期の判断はなかなか難しいです。テストステロンが顕著に下がっていれば治療に向かえますが、正常範囲内だった場合は、診断できません。最近も男性更年期を疑って来院されましたが、適応障害による症状と診断されました。
男性ホルモンの使用は、前立腺がんのリスクを高める作用もあり、とにかく効果があるかどうかやってみれば良いという使い方はできません。
しっかりと話を聞いて、どんな疾患の可能性が高いのかを判断することが求められます。人間ドックの検査項目にしてくれるとありがたい。
よく記事にある『働かないおじさん』の理由は、実は更年期障害かもしれないよね、
そういうこともあり得るので、中高年のおじさんを一括りにしてステレオタイプで『働かないおじさん』だと決めつけることが如何に良くないか。こういうのは行政や医療業界が思っているより多いかもしれない。なのでサンプル調査をして男性更年期がどのていどあるのか調べ、多いのであれば人間ドッグに男性ホルモン値の項目を追加したりした方がいいと思う。
男性の更年期障害は世間ではまだあまり知られていない。何年も不調で苦しんでいる人もたぶんいると思う。