「情けは人のためならず」は、科学的にも正しかった! 優しい人は損をしない「返報性の法則」とは
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世の中の経済には、貨幣をベースにした交換経済だけでなく、贈与経済というものが存在する。GDPには換算されていないが、「貨幣」というシステムに置換されることなくやりとりされる経済活動が実は多く存在する。ギフトエコノミー。
贈与においてじつは重要なのは、受け取り手のリテラシーともいわれます。贈与において肝なのは、受け取った側がそれぞ贈与として受け止め、送った相手に返すのではなく、その次につなげていくということ。親子の血縁関係にもとづいて子供にそそぐ・ささげる時間なんかわかりやすい例ですよね。
「pay forward」されたら、それに深く感謝して、また別の・次の世代や相手にpay forwardを繰り返していく。「人の情け」にしっかりと気づいて、贈与の連鎖・バトンをつないでいける人間になっていきたいものです
注目のコメント
心理学の返報性の法則ですね。江戸時代に各藩の財政赤字を再建してきた、二宮尊徳さんの「たらいの水」のお話しも返報性の法則を感じます。
◯二宮尊徳のたらいの水とは
概要
二宮尊徳の「たらいの水」は、幸せや成功を手に入れるための考え方です。空っぽのたらいを自分自身に例え、水を幸せや成功と捉えます。
内容
水を自分のたらいに引き寄せようとすると、水が逃げてしまう。
逆に、自分のたらいから水を相手に押しやると、水が自分に戻ってくる。
幸せや成功は、自分だけ独り占めしようとすると手に入らない。
人に与えることで、巡り巡って自分に幸せや成功が戻ってくる。
教訓
利他的な行動が、真の幸せや成功につながる。
周囲の人々に感謝し、貢献することが大切。
現代への relevance
現代社会でも、人間関係や仕事において「たらいの水」の考え方は有効。
利己的な考え方を捨て、周囲と協力することで、より良い社会を築ける。
補足
「たらいの水」は、二宮尊徳の様々な教えの一つ。
二宮尊徳は、江戸時代の農政家であり思想家。
彼の教えは、現代でも多くの人々に影響を与えている。過去を振り返るとつくづく実感するのですが、[他者]への思いを忘れない方々への感謝ですね。自分のことを考えるより他者のことを考える時間が多い人に何人も出会ってきました。
自分はもちろん大切。ただ自分のこと[だけ]をただ考え続けるのではなく、ごく自然に他者に思いを馳せ行動する人にどれだけ助けられてきたか。
他者がいて自分もいる。他者に助けられて自分も生きている。自分とだけ向き合っているのではなく、常にそのことを意識していたいですね。