TOKYO BASEが大幅賃上げ、月給を40万円に 国内のファッション業界の最高水準
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すごい!
もちろん成果主義ではある厳しい会社でもあるけど、
今一番海外出店に力を入れているアパレル企業。
より優秀な人が集まる手段として、
アパレルの平均年収をまず上げることが一番大切。
これに続く会社が増えることを願います。
注目のコメント
話題を呼んでいる初任給40万円ですが、月80時間もの時間外勤務を「みなし残業」に組み入れている点に注意が必要です。
企業による新卒募集の詳細は以下の通りです。
https://tokyobase.co.jp/recruit/culture/article/%e3%80%902025%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e3%80%91%e6%96%b0%e5%8d%92%e6%8e%a1%e7%94%a8%e3%80%81%e6%9c%ac%e9%81%b8%e8%80%83%e9%96%8b%e5%a7%8b%ef%bc%81/
【対象者】大学院、大学、専門学校に在籍し、2025年度卒業予定者
【募集職種】総合職
【初任給】40万円 ※インセンティブ、賞与は別途支給
【諸手当】ファッション地区手当(住宅補助:30,000円)通勤手当(20,000円)販売手当(5,000円)顧客様売上手当(売上の1%)職務手当残業手当(月間80時間を超過分)美容手当(10,000円)ファッション10大都市視察手当(上限100,000円)育児手当(20,000円)
【勤務地】(株)TOKYO BASE本社または<営業部>-国内-東京・大阪・名古屋 各店舗 -国外-中国国内・香港
【勤務時間】<本社>9:30-18:30 実働8時間 <店舗>シフト制 実働8時間
【昇給】年1回(2月)【賞与】年2回(4月・10月):業績連動【年間休日数】118日
とのことです。
日本で、大企業に対し2019年度に施行(中小企業には2020年度)された時間外労働の規則は次の通りです。
(1) 時間外労働(休日労働は含まず)の上限は、原則として、月45時間・年360時間となり、臨時的な特別の事情がなければ、これを超えることはできない。
(2) 臨時的な特別の事情があって労使が合意する場合でも、
・時間外労働 年720時間以内
・時間外労働+休日労働 月100時間未満、2〜6か月平均80時間以内とする必要がある。
(3) 原則である月45時間を超えることができるのは、年6か月まで。
80時間分のみなし残業手当を出すことに違法性はないのですが、みなし残業手当の支払いがあったとしても、上記の基準を超えて働かせることはできません。休日勤務もみなし労働前提でしょうか。新卒募集の資料だけではわかりません。コロナ禍以降、小売業は店舗の人材確保と定着で危機に瀕していると感じます。その中でのTokyoBaseの一手は業界にとって革新的でしょう。人事制度とくに賃金に関しては、過去のメンバーへの不利益などの対処を考えると、相当な準備・体制・今後を見据えた制度設計が必要だと捉えています。TokyoBaseに関しては、企業としての社員へのコミットメントだけでなく、海外を含めた事業成長のコミットメントが強いと再認識しました。