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飛行中制御乱れ50人けが=豪NZ間、計器一時動かず―ラタム航空

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  • 国内航空会社 気象予報士

    当該機は2015年12月に当時のLAN航空に納入された787-9で、787運航開始当初のトラブルはすでに解消してきたころの機体です。またフライトレーダーの航跡データを見ても、洋上で途中にデータが取得できていない区間があるものの概ねおかしなところは見受けられません。
    787の飛行制御コンピューターについて、1か月程度起動しっぱなしになっていると飛行中にリセットされる可能性があるという不具合は2015年までに報告されていましたが(実際には1か月もコンピュータを起動させておくということはまずありません)、これについても当然ソフトウェア改修は済んでいるため、今回こうしたような状況が発生したとはにわかには信じられません。

    一つ可能性があるとすれば、いわゆる乱気流(タービュランス)によるものではなかったかということです。11日午前中のオーストラリアからニュージーランドにかけてはジェット気流が減速して蛇行する場となっており、衛星写真にも上層雲が西から薄くなりながら北上(北半球で言うところの南下)する様子が見えていました。上層雲が薄くなるというのはいわゆる上空の空気が下降していることを示していて、こうした場所を巡航すると割と強い揺れに遭遇することがあります。注意してやや減速してベルトサインを入れていれば何でもないのですが、無警戒で突っ込むと乗客や客室乗務員、飲み物の入ったカートが散乱して怪我人が出ることがあります。

    ただしその場合は当然パイロットもタービュランスによるものという報告を行うはずで、やはりそもそも機体のなにがしかの機能の故障あるいはタービュランスとの複合要因であった可能性もあります。


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