ビル・ゲイツらも出資、「CO2を出さない」製鉄企業Boston Metal
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CO2排出量が工業製品の税金やコストに載ってくるようになったら、話が変わってくる可能性がある。
新しい技術に先行投資することで、投資家は大きなリターンを得られるかもですね。
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鉄鉱石は「酸化鉄」なので、酸素と鉄がくっついています。純鉄を取り出すには「酸素をひっぺがしてやらないと」いけません。それを炭素(石炭)でやろうとすると(一般的な高炉、はこれです)、炭素と酸素がくっついて炭酸ガスが出る、という基本を押さえないと「頭おかしい」主張をすることになってしまいます。
よく「くず鉄使った電炉が環境に優しい」って話が出ますが、すでに高炉で酸素を除いたくず鉄を原料にするのですから、炭酸ガスが出ないのは「当たり前」です。
ここに出てくるのは、高炉でやってることを「石炭ではなく電気分解で」やろうというアイデア。ユニークな着想と思いますが、「アルミの精錬によく似てる」やり方。「電気が高いせい」で、アルミ屋さんが全部海外へ逃げてしまった(ほんとに一社もなくなったんで、今は全量輸入です、笑)この国では無理でしょうね…。溶融酸化物電解(Molten oxide electrolysis、MOE)で使われる導電性の金属棒の組成やサイズを知りたい。
恐らく攪拌もしないといけないでしょうし、電炉リサイクルとは大きさもプロセスも異なるはず。マイクロ波加熱だとサイズが出せないかもしれませんし。Matsunaga さんが関心を持たれている金属棒=電極は高熱と高温に耐えることができる組成が大きな鍵を握っているようです。
webではクロム合金の一種と記載された記事もありますが、ほとんど内容は分かりません。
反応炉のサイズも不明です。
実験炉から新型のリアクターも開発して、ブラジルで商業展開に移ってきています。
鉄鉱石が豊富なブラジルで、コークス不使用で安価な粗鋼生産ができれば、製鉄業界に大きなインパクトを与えるでしょう。
水素還元鉄や電気炉によるグリーンスチール生産が始まろうとしていますが、低品質な鉄鉱石から粗鋼が生産できれば、次はいかに高品質な鉄鋼が生産できるかという話になります。
高炉も廃炉になっていく近い将来、製鉄業界はグリーンスチール生産への投資の選択次第では、業界から消えていくということになるかもしれませんね。
BostonMetal
https://www.bostonmetal.com/green-steel-solution/