【入門編】人類史上、最も危険な「ごみ」の片付け方
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今日から始まる特集「どうする?核のごみ」は、原発を稼働することで出てくる「ごみ」がテーマです。
最も危険なものだと、人が近づくだけで数十秒で死んでしまうようなごみをどうやって処分するのか。
ドイツ、フランス、そして日本の3カ国で、現状や課題を取材しました。
第1回は動画で、そもそも核のごみって何?というところから、噛み砕いてお伝えします。
動画の必見ポイントは、ドイツの処分場とフランスの研究所です。
どちらも400m以上深い地下にあります。
それほど深い場所は初めてだったので降りていくときにはちょっと緊張しましたが、着いた先には思いがけない光景が広がっていました。10万年という人類が経験した事の無い未来まで、安全を確保する必要があるという事。このことが、どれだけ大きな責任がある事であるか、そのほんの位置ではあるけれど、今回のビデオで理解出来ました。
はるか未来に貯蔵施設とは知らずに、遺跡発掘等してはいけないと、その危険性を伝える方法を検討するか「核記号学」という学問も存在するらしい。
核反対派から見ると、そんな事を研究する前に、すぐに核の利用をやめろと言われそうです。しかし、既に発生し、当面は増え続けるものだけに、無視することは出来ません。難しい問題です。蓋をされている『臭いもの』の蓋をとってわかりやすく説明してくれる番組でした。やはり現地取材の映像があると現実味が沸きますし、このようなリスクの高い仕事に取り組む人々には本当に頭が下がります。核分裂の発見と利用は物理学を超えた科学界の金字塔ですが、自然エネルギーの台頭により原子力発電所の意義が低下し、核爆弾の存在は常に世界戦争のリスクをつきつけます。人類は核分裂の利用からゆっくりと離れていくべきだと思います。