アルトマンCEO、取締役復帰=解任劇経緯なお不明―米オープンAI
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結局「信頼関係の喪失」の中身は不明なままでしたね。
AI半導体投資を独断で進めたとか、次のGPTシリーズの早期リリースを目論んだとか、安全性重視の経営陣を排除しようとしたとか、いろいろ想像はできます。
新たなAIであるQやSoraがどのようにリリースされるかで、OpenAIのガバナンス変化の一端が分かるでしょうね。法律事務所が行った調査の報告書も同時に発表され、それが完了して問題がなかったから戻った、ということ。
報告書は、取締役会はその権限において解任したが、アルトマン氏の行いは解任に相当するほどのものではなかったと結論付けている。
また、その解任事由は、製品の安全性や開発スピード、財務などに起因するものではない、内部管理の課題。取締役会はそれを緩和するもので、会社を不安定にするものではないと解任時点で信じていた一方で、アルトマン氏やステークホルダーに対して唐突に告げて、対応をする十分な余地を与えていなかったとしている。
リリース
https://openai.com/blog/review-completed-altman-brockman-to-continue-to-lead-openai
アルトマン氏の復帰以外にゲイツ財団の元CEOのデスモンド・ヘルマン氏(P&GやMetaの社外取締役などを歴任し、元はカリフォルニア大サンフランシスコ校でのガン治療薬の研究者)、弁護士で元ソニーエンタテイメントのトップなども歴任したセリグマン氏、インスタカートのCEOのシモ氏の取締役就任も発表。
三人とも女性で、これは一連の解任騒動で、2名の女性の取締役が退任し、新しく就任した取締役2人が男性かつハーバード学長時代に女性蔑視発言で退任となったサマーズ氏も含まれていたことへの対応といった観点もあるだろう。
これで、取締役は合計7人となり、解任騒動前からの取締役はQuora創業者のディアンジェロ氏(解任に賛成したものの、その後復帰に貢献したとされる)、とアルトマン氏の2名。
また、解任を提案したとされるサツキーバー氏については特にアナウンスはないが、下記のWSJ報道によると、アルトマン氏は同氏についてのアップデートは特にないと述べた一方、近しい人によると出社はしていないとのこと。
OpenAIの新取締役3人のプロフィール(2023/11、ITmedia)
https://newspicks.com/news/9233547
Sam Altman Rejoins OpenAI Board Along With Three New Directors(2024/3、WSJ)
https://on.wsj.com/49K1F4nCEOには復帰したけど取締役にはなってなかったんですね。今まで誰が代表をやっていたんだろう。
日本の未上場企業の感覚では代表取締役でも、取締役でもなく、単なるCEOだと何の権限もないのでは。銀行口座すら作れない