米失業率2年ぶり高水準、労働市場に減速感-雇用者数は伸び堅調
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1月は最低賃金を引き上げた州がかなりあった(記憶では約20州)。このため1月の賃金上昇率は強め、2月は弱めとなったのだろう。
通常、指標の結果で瞬時に売買する投機筋は雇用者数で売買する。今回は、賃金上昇率で売買するようプログラムを修正したのだろう。
#雇用統計
注目のコメント
パウエル議長的には雇用環境の底堅さ証明出来て来週CPIに臨む事に。
個人的には失業率3.9%と改めてリセッション懸念(一方でインフレ撲滅の目処立たず)とも見えますが、イイトコ取りの現状マーケットは臆せず楽観継続なんでしょうね、。雇用者数を3ヵ月移動平均でみると26.5万人と強めです。平均時給の伸びも前月比こそ+0.1%と1月の+0.5%から縮小しましたが、前年比では+4.3%と前月の+4.4%とほぼ横ばいかつ水準的にも高いままです。一方、賃金に関しては先行指標とされる自発的離職率、アトランタ連銀の賃金トラッカーともに低下トレンドにありますから、賃金インフレも次第に減衰する方向にはあると考えられます。来週12日のCPIが重要です。