スーパーチューズデー 共和党トランプ氏 15州中14州で勝利確実
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あまり報道されていませんが、バイデンもサモアを除き、本土では全勝ですね
それが故に民主党はバイデンで行くしかないのですが、今のバイデンはトランプに分が悪いとジレンマ抱えています
注目のコメント
前回大統領選で、バイデン大統領に票を投じた人々は、トランプ政権のハチャメチャを収拾するために、ベテランのバイデン氏に１期を託した（その後はハリス副大統領等に引き継ぐ）と考えた人が結構いたのではないかと思いますが、ハリス副大統領の不人気、民主党の若手有力候補は今回ではなく次の大統領選を狙う、などの状況で、どう考えても高齢のバイデン大統領がもう１期に挑戦、という状況になりました。
米国経済の状況は良好とはいうものの、その恩恵は富裕層に集中していることもあり、自身の生活に満足していない国民も多く、移民問題への反発、ガザ・イスラエルやウクライナへの介入よりも国内に目を向けろ、という声も大きく、民主党支持者でも、トランプ氏に投票する、あるいは投票に行かない、という話を結構聞きます。バイデン政権の種々の政策は、決して悪くないと思いますが、ガザやウクライナといった国際政治状況が、現政権に大きくマイナスに作用しています。
本選まであと８か月あるので、どうなるかはまだ分からない、とはいうものの、日本も「なんでトランプ氏が人気なんだ」「トランプ大統領になったらどうしよう、困る」ではなく、「なったらどうするか」を考えておかなければなりません。
トランプ氏が、NATO脱退すらほのめかしている状況を考えれば（なおバイデン政権は、昨年12月に、NATO脱退に米国議会の関与を必要とする条項を盛り込んでいます。）、我が国は、防衛費や在日米軍駐留費の負担増、といったことに留まらず、そもそも、我が国有事の際に、米国が助けてくれるのか？という、そもそもの、そして、より深刻なことまで心配して、対策を練らないといけないのではないでしょうか。米国の各メディアは、バイデン対トランプが確定したことで分析しています。
●左派リベラルThe New York Times紙は「バイデン大統領の職務処理に強い不支持を示す有権者の割合は47％に達し、バイデン大統領就任後のどの時点よりも高い」とトランプ優位を報じているのは興味深いです。
https://www.nytimes.com/2024/03/02/us/politics/biden-trump-times-siena-poll.html
●ビジネス・右寄りのThe Wall Street Journal紙は、バイデン、トランプの夫々の選挙課題を分析しています。
「バイデンは、有権者の4分の3近くが再出馬には年齢が高すぎると回答しているため、世界で最も困難とされる役職をこなすだけの精神力があることを、多くのアメリカ人に納得してもらわなければならない。トランプ氏は、刑事告訴や民事上の不利な判決が相次いでも、それがホワイトハウスに追い討ちをかけ、彼の政治的地位を傷つけることはないと国民を説得しなければならない。」
https://www.wsj.com/politics/elections/biden-trump-general-election-rematch-cef0ac3d
●米国公共ラジオ放送NPRは以下の争点が選挙の結果に影響すると分析します。
「リプロダクティブ・ライツ（性と生殖に関する権利）やLGBTQの権利の保護、移民問題への強硬姿勢、資金の保護など、人々は自分の優先順位に基づいて投票するだろう。」
https://www.npr.org/2024/03/06/1236192892/super-tuesday-results-analysis-trump-biden-haley
●経済、移民に関する有権者の見方ですが、「バイデンの政策は物価上昇を招くと予想され、トランプ氏が当選すれば物価が下がると予想する人が圧倒的に多い」、「トランプは移民渡航者の数を減らすことに大きなアドバンテージを持っている」と分析されています。
https://www.cbsnews.com/news/poll-trump-leads-biden-economy/
