オープンイノベーション時代、日本企業の逆転の一手とは?
コメント
選択しているユーザー
日本はオープンイノベーションが進まないとよく言われますが、日経平均株価の上昇や世界からの投資先としても、日本企業が持つ価値が再確認され始めていると感じます。
革新的なオープンイノベーションはどう起こすべきなのか?これから益々発展しそうな産業とは?日本のこれからを踏まえて、議論していきます。個人的にもイノベーションの葛藤を経験しているので、学びたいと思います。
注目のコメント
一件あたりの研究費が260万円って話をしていましたが、これは単純に金額を増やせば良くなるってわけでもないのが難しいですね。
日本の研究者たちも、逆にこれくらいの数百万レベルの研究費で出来る研究に慣れてしまっています。数百万で良い研究は出来ても、数億円の研究プロジェクトをオーガナイズする力が他の欧米諸国の研究者と比べると日本人研究者は少ないと感じてます。日本人研究者は数億円レベルで出来る研究のイメージがつかないんです。
大学の事務職員も同じです。たとえ急に数億円、数十億円というレベルの研究費がもらえるとなっても、一部の限られた旧帝大などは莫大な研究費ももらっていますが、それ以外のほぼ全ての私立•国立大はそんな多額の研究費をもらった事がありません。
だから、事務手続きや書類作業も全く慣れていません。そのせいで単純に多額のお金を積んでも、大学事務側の仕事が遅いこともあり、タイムリーな研究ができません。これはコロナ禍の際に特に際立ちました。AMEDなどの国の機関から数億円の研究費が優秀な研究者に配分されましたが、大学側の事務作業が滞ったせいで研究は大きく遅れた例がありました。日本がコロナ研究で他の先進国たちと比べて大きく後塵を拝した理由の一因だと思っています。
特許に関しては、日本もアメリカのバイドール法を真似た法律がありますが、まぁアメリカと比べると研究者の起業家精神は雲泥の差がありますね。欧米の研究者たちはPIになった瞬間から常に自分で起業して、研究成果で特許取得することを念頭にしてます。
研究者は失敗した時にどうするのかって話は、自分の経験から語らせてもらうと、研究で失敗しても立ち直れる(立ち直れた)人だけが研究者になれるんだと思ってます。
大学院で修士や博士課程で学ぶと、ほとんど全ての学生が自分の研究が全く上手くいかない、どうしたら良いのかわからないって状態を経験してるはずです。
そこで、もう無理だな、、、って思った人は研究者の道は諦めて一般企業に就職してる人が多い気がします。自分も初めての研究は全然ダメで、人生で初めて書いた原著論文は28個のジャーナルからリジェクト食らって、29個目に投稿したジャーナルに掲載されました。
自分が良いと信じる研究をやっても他人から評価されないことなんて当たり前なわけで、いちいち失敗(?)を気にするなんて時間の無駄です。【2024/03/12 21:00〜配信】
【Sponsored by 国立研究開発法人 産業技術総合研究所】
今日まで、日本企業はどれほどのイノベーションを起こすことができたのかー。大企業の副業解禁、企業間の協業、新規事業開発の促進など、ここ数年、大企業はあらゆる施策を練ってイノベーションを起こすことに奮闘してきました。
しかし、この動きに追いつく中小企業はまだまだ少なく、JTCという言葉が広がるほどに企業のアセットを最大化できていない大企業も多いです。今でこそ、日本企業が持つ高い技術・ノウハウ・ビジネスカルチャー・研究開発力をイノベーションに繋げてビジネスに実装し、競争力を身につけるための議論が欠かせません。
日経平均株価の上昇が示すように、海外の起業家から熱視線が送られている日本企業。2024年、日本の企業にとってどんな年にすべきか。課題を整理しながら、新たなイノベーションの一手を模索します。
【2024.3.26 (火) 11:00〜 無料オンラインセミナー開催】
科学技術立国へ、産総研の本気 -ペロブスカイト太陽電池の勝ち筋とは-
詳細はこちらから
https://www.aist-solutions.co.jp/case_study/sp01.html
<ゲスト>
・石村和彦(国立研究開発法人産業技術総合研究所 理事長 兼 最高執行責任者)
・井上裕美(日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長)
・中村伊知哉(iU(情報経営イノベーション専門職大学) 学長)
・南知果(経済産業省 スタートアップ創出推進室総括企画調整官)ベンチャーのボトムアップは難しいから大企業が中心になってイノベーションを起こそう、というのは今までとあまり変わらない気がしますが
大企業がやらないような事業だからこそ、イノベーションが起こる余地があるんじゃないかなー、って思いますね
問題はそうしたイノベーションを起こせる人材が育たないことじゃないかと
その辺の議論は聞きたかったけど、そもそもあんまり議論しなくなりましたね