エヌビディア株は転落したテスラの二の舞か、驚異的上昇に警戒の声
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自作PCの黎明期を過ごした身からすると、当時は派手なパッケージに入ったグラボのメーカーくらいにしかNVIDIAのことを見ていませんでした。
その後GPGPUが盛り上がり、当時在籍していた大学の研究室でも数値計算にGPUを大量購入する時代を目の当たりにしました。
その後も生成AIの盛り上がりを受けたNVIDIAの躍進には目を見張るものがあります。
ただし半導体に携わる立場から申し上げますと、今のGPUによる学習モデル構築がこのままの勢いで続くかは少し疑問が残ります。
例えば今のLLMを支えるTransformer と言う計算の原理が平たく言えば総当たり計算を並列でやっているような物であり、無駄な計算も多いのが実態だからです。
例えるなら受験勉強で入試とは関係のない科目まで勉強しているとでも申しましょうか。
(人生においては不必要な科目の勉強も大事ですけどね)
それが原因でメモリへのアクセス回数が増え、消費電力がかさんでしまう、というのが今の課題になっています。
記事の後半にAMDの話が出てきますが、流行りの生成AI向け半導体を虎視眈々と狙っているのはIntelもSamsungも同じです。
Intelは特定の機能に特化したASIC開発に力を入れて電力問題に風穴を開けようとしていますし、メモリの覇者Samsungも広帯域メモリ開発によってメモリアクセスに伴う消費電力削減に躍起になっています。
各社がどのような技術を開発して今の技術を支えようとしているのか、それがNVIDIAの業績にプラスになるのか、マイナスになるのか、しっかりと見極めることが重要だと感じます。
と同時にNewsPicksに集まる方に、少しでも難しい話をわかりやすくお届け出来るようにしたいと改めて思いました。合理的バブル、の典型でありそれはその時々の対象アセットが入れ替わるだけの話であって今でいえば生成AIでありこの前までEVだったという程度の、わりと誰でも言える話が総合トップに鎮座しているのは月曜朝だからだろうか。
Nvidiaの急激な株価値上がりは、確かにバブル的な様子があります。生成AIが今ブームですので、その学習にNvidiaのGPUグラフィックスプロセッサが使われています。しかし、生成AIブームが落ち着いて、しっかりビジネスに入り込む頃には少し落ち着くでしょう。
ただ、Nvidiaの弱点は、消費電力が大きいことです。GPUを使わずにAI処理を行う、データフローコンピューティング手法が登場してきました。あるスタートアップがNvidiaGPUの使う学習と比べ、1/28の電力でできることをシミュレーションで証明しています。この実績がもっと現れると、世代交代の可能性が出てきます。IT半導体の世界の変革の速度は本当に速いことを感じます。