【新潮流】キャリアの「中断」が、実は自己成長につながる
NewsPicks編集部
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私の周りの若い世代でも「次の転職先を決めずに、とりあえずで会社を辞める」という人がちらほらいます。一旦旅行にいく、留学にいく、大学院に進学するための準備をするなど、目的はさまざま。ですが、長い人生を考えたときに、一度キャリアを「お休み」し、自分自身の人生を見つめ直したい、というニーズが高まっているように感じます。
飲み会でそういう話になっても、「大丈夫かな」より「まあ、人生長いし全然アリだよね。いいじゃん?」という総意になるのは、人生100年時代という言葉が定着したからでしょうか。なんにせよ、人生の選択肢がもっと多様になるといいなと心から思います。離職しなくても、休職とか(卒業生にいますが)育児休暇でもいいかもしれません。ジョブズの有名な言葉ではないですが、朝起きてハッピーでない日が続けば、立ち止まったほうがいいことは間違いありません。
私自身も経験しましたし、周りの経験者を見ても、大きな岐路に立つ頃にやってくるのかなと思います。ブレイク後は、今まで通りの転職というより大きなステップアップや違う職種の転職か、独立するパターンが多い印象です。なぜなら、ブレイク中に価値観が変わるケースが多いから。
日々仕事に追われていると、自分が本当に望んでいることを考える余裕がなく、自分を振り返ることも出来ません。キャリアの中断は、事前にプランするというより、気づかないうちにコップから水が溢れだし、内なる声で気づく不思議な感覚です。内なる声に素直に従うと、新たな景色が見えてきますね。