イトーヨーカ堂、早期退職に700人応募 正社員の1割
日本経済新聞
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3月からプロピッカーに就任した、チェーンストア研究家でライターの谷頭和希です。
以前、イトーヨーカドーの北海道・東北撤退に伴って、東京23区全店のヨーカドーのフィールドワークを行いましたが、お店に人がいないだけでなく、店全体の空気が暗かったことを、体感的に感じていました。
今回の早期退職者の数は、多いのか少ないのかすぐには判定が付きませんが、ヨーカドーの失速は現場社員の人まで雰囲気として感じられており、社内全体に暗い雰囲気が漂っていると考えられます。
そのような暗い雰囲気で店の経営をしても、消費者はヨーカドーでの、買い物の体験を楽しいとは思わないのではないでしょうか。
ヨーカドーが今後どうすべきか、すぐに答えは出ませんが、まずは社内の雰囲気も、明るくなるような明確なビジョンが必要ではないでしょうか。それが、ひいては消費者にとっての買い物の楽しさにもつながると思います。この結果が観測気球で上げたヨーカ堂の売却とリンクしてるとしたら、記事に出ない臭気が内部で漂ってるのかも知れないですね