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【基礎から解説】死者3万人、ガザの最新状況をアップデート

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    イスラエルは、次の主戦線、レバノン戦線へ向けて、兵力の動員と移動を進めています。
     イスラエル政府がいうこの「長い戦争」は、レバノンからイランまでの広い範囲を含むもので、シリアやイラク、イエメンなどの戦場も含めて、イスラエル陣営とイラン陣営が大小の戦闘をこれからも続けていきます。
    イスラエル陣営は:米国、英国、シリアとイラクのクルド人勢力など
    イラン陣営は:レバノンのヒズブッラー、イエメンのフーシー派、シリアのアサド政権、イラクのシーア派勢力
    などが加わっています。

    ガザ地区の戦争はこの「長い戦争」の一局面に過ぎず、イスラエルの戦略目標は、イスラエルの安全保障上の脅威を根本的に取り除くことです。
     具体的には:
    ・ガザ地区の直接占領とハマースの消滅
    ・ヨルダン川西岸地区への強力な管理
    ・レバノンのヒズブッラーの壊滅
    の3つが主な目標です。
     日本でいえば、北朝鮮を滅ぼして韓国の統治下に置き、中国共産党を壊滅させて統治能力を失わせる、というような目標で、確かにそれで安全は保障されるかもしれませんが、博打といっていいような、野心的でリスクの大きな目標です。

    米国は、イスラエルが何をしようが止めることはできません。
     中東を任せられるのがイスラエルしかいないからです。
     トルコもエジプトもサウディアラビアもそのような能力はないし、米国は信用していません。
     イスラエルは危険な博打に出ていますが、米国は支援を止めてイスラエルを見捨てる、という選択肢はありません。

    ガザ地区については、ネタニヤフ政権が出している案は、イスラエル軍の占領下に置き、かたちとしてはパレスティナ人の傀儡統治機関を立てる、というものです。
     米国としては、ヨルダン川制限地区にいるファタハのパレスティナ人政府にガザ地区を統治させたいのですが、イスラエルはまともに取り合っていません。
     ファタハがいかに無能で信用できないかは、イスラエル政府の方がよく知っています。

    ガザ地区の戦線に始末をつけるにあたり、イスラエル軍はハマースを殲滅し、一定のパレスティナ人口をエジプトに追放しようとするでしょう。
     エジプトは非常に嫌がっていますが、裏で呑まされている節があります。
     その後、イスラエル軍は北のレバノン戦線に注力します。


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    国際政治アナリスト 危機管理コンサルタント

    この記事で分かりやすくまとめられている通り、バイデン政権のネタニヤフ政権に対する圧力が強まっており、バイデン大統領は3月4日まで休戦合意がまとまりそうだ、と期限を設定することでイスラエルとハマスに合意を迫っています。
     イスラエルは、3月10日頃に始まるラマダン(イスラムの断食月)までにハマスが人質解放に応じなければラファ攻撃を始めると脅しており、このまま合意に至らない場合は、イスラム教徒の宗教心が高まるラマダンの開始と同時にラファ攻撃が始まるという最悪のシナリオが想定されます。
     バイデン政権はラマダン期間の戦闘休止を皮切りに恒久的な停戦に持ち込むことを狙っているようですが、各勢力に妥協を強いるのは容易ではないようです。
     戦闘休止が成立するのか、ラマダン期にラファ攻撃が始まってしまうのか、今後の動向に注目です。


  • NewsPicks 記者

    イスラエルとガザ地区のイスラム組織ハマスの戦争は、始まって4ヶ月以上が過ぎました。「慣れ」のようなものもあって報道のボリュームは下がっていますが、今も犠牲者が増え続けています。
    キャッチアップがなかなか難しくなっているパレスチナ情勢ですが、この記事では3分で読めるサイズで足元の情勢の重要な点、そして今持ち上がっている「戦闘休止」が何を意味するかなどを解説しています。ぜひご一読ください。


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