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【沸騰】カネになる「廃食油ビジネス」の舞台裏

NewsPicks編集部
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  • NewsPicks編集部 記者

    マックのフライドポテトにファミチキ。こうした揚げ物を作ったあとの油が今、一大ビジネスを生んでいます。
    その理由は、次世代航空燃料の原料になるから。ここ2,3年で急速に市場が立ち上がり、その原料である廃食油も引っ張りだことなっています。
    ただし、ここで皮肉なのは、日本中でかき集められた廃食油のうち、3割弱がシンガポールなどに輸出され、高値の航空燃料になって日本に戻ってきているということ。
    なぜこのようなことが起きているのか。廃食油の回収現場から、油専門商社、燃料メーカー、航空会社まで、様々なプレイヤーを取材して分かったエッセンスをお届けします。


注目のコメント

  • 吉岡製油有限会社 代表取締役

    廃食油を使う者として一言。
    SAFには新しい用途先として大きな期待をしています。
    しかしながら、原料となる廃食油は作ろうとして出るものではないことを忘れていないでしょうか。記事にあるように廃食油は飲食店、コンビニ等の経済活動の廃棄物として出てきています。それを私たち業者は回収して集約し精製することで製品として販売しています。
    即ち良く言われる静脈産業に入ります。その為無害化にして動脈に返すことが、求められており、これは国が定める食品リサイクル法に則り行っています。
    岡さんも暗に言っていますが国内で7割がSAF以外で使用されており(現状国内でSAFを製造していない)これは数10年にわたり廃食油の用途開発を排出者、中間処理業者、使用者と共に育ててきました。それが新しい需要としてSAFが出てきています。SAFの今後の需要量としては国内の廃食油すべてを向けても1%にも満たないと言われており次世代の原料発掘が急務になっています。
    それが見つかって動き出した場合、廃食油はどうなるのでしょうか。
    そこに投資する企業はあるのでしょうか。
    この時に既存の使用先が消滅していた場合、廃棄コストとして排出する店舗にのしかかり販売価格に反映されることとなり結果、コストを払うのはこの商品を買う消費者になりかねません。
    誰がコストを払うのか。
    それをしっかり認識して、SAFに関しても一時の盛り上がりで終わらないようSDGsを進めてほしいと期待しています。


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    日揮ホールディングス株式会社 プログラムマネージャー /合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY 最高執行責任者COO

    今欧州を中心にSAFの使用義務化が始まっており、その流れは世界中に広がっていくと予想されています。日本でも義務化が検討されていると言われており、シンガポールではSAF税の導入が決まりました。SAFは従来の石油由来ジェット燃料油に対して製造コストが高いことが1つの課題ですが、製造コストの中で多くを占めているのが原料の調達コストです。そしてその大きな原因がブーミングによる取引価格の上昇です。原料価格が上がれば当然SAFの販売価格も上がりますが、最終的に負担を負うのは利用者です。あるいはSAFの販売価格を下げるために国の補助金が使われるかもしれません。廃ペットボトルでも似たような状況があります。廃食用油はカネになると思う人が増えれば増えるほどSAFの価格は上がりますし、そのようなビジネスモデルはいつか破綻すると考えます。何のために脱炭素ビジネスを進めるのか、その本質をしっかりと考え、それに賛同してくれる仲間を増やしていくことが脱炭素ビジネスを持続可能な形で行う唯一の道だと思います。


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