医学部定員拡大反対の研修医離脱に韓国政府が警告 「今月末までに復帰しなければ医師免許停止する」
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韓国では最近一番のニュースになっています。専門医のストライキで大変な思いをする患者さんたちが増えていて、患者さんの家族からの不満の声も高まっていますが、どのようにけじめを付けるかも大事ですけれども、1日でも早く政府との対立が解決できることを祈るばかりです。
韓国では、これまでにも医学部定員拡大に対して医師会が中心となり反発やストライキを起こしてきた経緯があります。最近では、2020年に政権が医学部定員の増員を進めた際にも研修医がストライキをおこしていましたが、新型コロナの流行が重なったこともあり途中で業務に戻ることとなりました。
背景には韓国の学歴ヒエラルキーの問題が考えられます。韓国では特にトップ大学の医学部の合格には試験で好成績を取ることが求められ、医学部の競争は近年加熱しています。既に受験競争を勝ち残って医師になった人たちにとっては、門戸が広がり待遇が悪化してしまうことから、不満があるのでしょう。
ストライキを起こしている若手医師に対して、韓国政府も医師免許停止といったカードを切ることによって問題を収束させようとしていますが、対立構造がさらに深まってしまう懸念もあります。これらの対立により不利益を被るのは国民であり、インフラとしての医療が崩壊してしまう危険性があります。