洗濯機の再生プラスチック使用量を40%に。難しさと意義とは?
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こういう宣伝は最近良く見かけるようになりました。ただし。(パナさんがどうだという話ではないのでここに書くのはいささか申し訳ないのですが…)、
最も大事なのに「ほぼ確実に書かれていない」ことがあります。「リサイクル材をどこで、どうやって、どのくらいの価格で」集めたか、という点。
廃プラの使用可否に最も大きく影響するのが「品質」、これはその後の使いこなしの工夫などより、遥かに決定的な影響を持っています。
廃品なのですから、それを保つのは一般に難しいし、無理矢理やれば青天井でコストは上がっていく。そんなの「ちょっと考えれば分かる」話。最も大事な仕事してるのは「リサイクル業者さん」です。
そうであるにもかかわらず、巷には「あまりに無理のある品質要求」したり、「かかったコストを負担せずに買い叩く」ような会社がうじゃうじゃあります。「質が悪い」って丸ごと突っ返される、なんて話も珍しくありません。
「良質なリサイクル材の仕入先」なんてのは、「企業秘密」として教えたくない、くらい大事な情報です。「触れたくない」のは重々分かるのですが、「そのへんちゃんとやってますよ」というのは積極的に伝えるようにしてはと思います。記事にある添加物を含め、高品質のリサイクル樹脂ペレット製造プロセスには、それなりのコストと環境負荷がかかると思うのですが、どうなんですかねぇ クワシイ方オシエテ
サプライチェーン全体で考えるべきです。
リサイクルも、脱炭素も。
何に、どれだけコストがかかり、誰が最終的にコスト負担しているのか?誰かがモノや金で割りをくってないか?という全体像を見たいものですね。
リサイクルプラスチックはリサイクルしやすいものの奪い合いになることもあります(PETが好例)。頑張ってリサイクルしたものは高いので誰も使いたがらない。厄介な産業構造になっています。
EUの別産業のように、規制と罰金(または補助金)がブレークスルーになり得ます。一方でそれを嫌った企業がその地域を見捨てることもあるので難しい決断です。