Vision Pro分解 部品の4割は日本製
日本経済新聞
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日経のビジュアル記事は本当に読み応えあります。
編集と技術、表現方法、ネイティブアプリの特性、この辺りの組み合わせ技になっています。他のメディアはちょっと真似できないレベルにきているのではないでしょうか。
本筋とズレましたが、Apple信者が最もAppleを評価しているのはここでしょう。ハードとソフトのネイティブな体験。
"複数のカメラ・センサーの情報を遅れなく、統合して処理できるのがアップルの強みと言える。"大ヒットする海外メーカーの製品を日本製の部品や素材が「縁の下の力持ち」として支えている事例は結構あります。ただ言い換えれば「日系メーカーの完成品が大ヒットしていない」とも言えますね。完成品で日系メーカーが今でも強いのは、自動車や産業機器、あとゲーム機ぐらいしょうか。特に家電や通信デバイス系は存在感が薄くなって久しいです。
推定原価が約18万円で、日本がそのうちの42%ということは7万5600円。で、ソニーの有機ELディスプレイの推定原価が7万円とのこと。
そうなると、「部品の4割は日本製」という見出しは、実際は「部品コストの約4割はソニー製有機ELディスプレイ」ということか。若干、ミスリードですね。
しかし、記事を読んでもっとも印象に残るのはNidecのロゴですね。Appleが勝手にロゴを印字してくれるわけないから、ちゃんと交渉時に要求しているということ。分解しないと分からない部分でもブランド表示を要求するのは、こういう分解記事への掲載を見越していたのか、それともリバースエンジニアリングに取り組む顧客へのPR目的なのか。いずれにせよNidecがこういうことをするとは意外でした。