凍結胚＝「子ども」 米アラバマ州の最高裁判決、波紋広がる

コメント

選択しているユーザー

• 潮 大佑

  ソウルドアウト株式会社 マーケティング担当

  ・2024年02月22日

  凄まじい判決。この裁判自体は「悲劇に見舞われた(?)夫婦の勝訴」ということになろうが、原告の意図せず広がる影響がどうなるか。
  
  SF世界が年々進むアメリカと、30年前とほとんど変わってないと言っていい我が国日本。両極端があることが良い。
  
  ＞裁判は、凍結胚が破壊される事故が起きた同州の医療機関に対し、顧客のカップルが損害賠償を求めて起こした。

注目のコメント

• 髙橋 宏瑞

  順天堂大学医学部総合診療科 准教授

  ・2024年02月22日

  どの状態から生命と判断するのかは、答えがない倫理課題です。それぞれの立場や文化的背景、主義主張などで様々な解釈が可能です。最終的には、法律がどの時点と定めるかで決まってしまいます。
  
  今回は受精卵を生命と定める法律となっており、受精卵の取り扱いが大きく変わってしまう可能性があります。受精卵が生命だとすれば、それは人間と同等という事になるのでしょうか。どの様な取り扱いになるのかはまた議論を交わして決まっていくのでしょうか。
  
  この考え方が普及すれば、不妊治療に大きな影響を与える可能性があります。
• 八田 浩輔

  毎日新聞 ニューヨーク支局専門記者

  ・2024年02月22日

  アラバマ州では体外受精による不妊治療が事実上不可能になる判決です。一時停止を決めた医療機関も出るなど大きな波紋を広げています。
  人工妊娠中絶の権利を認めたロー対ウェイド判決が連邦最高裁で覆されてから、専門家の間では想定されてきた事態。他州の立法措置などに波及する可能性も。
  凍結胚を移植して妊娠しなかった場合、医師は子どもを殺したとみなされるのか？などなどさまざまな課題が提起されています。