このところ、東京23区の新築マンションの平均価格が1億円を超えるというニュースが報じ続けられているが、「平均価格」は、統計学的にみて「中位価格(=対象物件の価格のちょうど中央に来る価格)」よりも高い。数少ない高額物件の価格に平均価格は大いに引きずられる。むしろ、低い方から数えても高い方から数えても中央に来る「中位価格」の方が、これから新築マンションを買おうとする多くの人にとって重要な指標になる。 どうして、調査会社は、中位価格を公表しないのだろうか。
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