インドで一夫多妻制が違法に、ムスリム女性内でも賛否
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まず大前提として、
「インドの小さな州で」「同国北部ウッタラカンド州における「統一民法」の導入」の話です。
インド全国の話ではないです。
ウッタラカンド州は、チベットに隣接していて、人口は1000万人。8割程度がヒンドゥー教徒、イスラームは14%です。
ウッタラカンド州議会は議席の7割をインド人民党が占めています。インド人民党はヒンドゥー主義団体民族奉仕団(RSS)を母体としていて、インドのヒンドゥー化と他宗教の浄化を進めています。同州の州首相も人民党です。
インドでは、各人の宗教によって適用される民法が違います。旧英国植民地はだいたいそうですが、ヒンドゥーにはヒンドゥー用の、イスラームにはイスラーム用の民法が、各州内で定められています。
宗教に関わることであるがゆえに、中央政府は介入せずに、各州の管轄ということになっています。
ウッタラカンド州でも各宗教ごとの民法がありましたが、それを単一の民法にするということで、「統一民法」と名づけられています。
興味深いことに、インド共産党はこの「統一民法」に反対しています。異なるカースト間の結婚がほとんど不可能なように設定されているからです。
なお、この記事の冒頭の写真は、キャプションに「写真は集団結婚式に臨むムスリム女性」とありますが、これは、グーンガートというインド北西部のヒンドゥー教徒(特にラジャスタン州のラージプート)女性が着る服装です。デタラメにもほどがあります。逆に日本では(時間差)一夫多妻化しています!
根拠:
日本男性の生涯未婚率は年々増加し、いまでは約3割の人が一生で一度も結婚しない結果に、逆に離婚率は上がっていることから鑑みると、一生のうちに複数人の奥さん(つまり再婚)をする人が増えているということ。インドの一夫多妻制が違法になったらしいが、そんなことよりインドの未婚男余りは約5000万人もいて、そもそも全員結婚しても相手がいないのでどうにもならなくなってるよね(日本は430万人、中国は3000万人)。