会社に貢献意欲、日本は5% 世界平均23%、格差拡大
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▼2023年度版 職場の従業員意識調査 日本の職場の現状
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日本の職場のエンゲージメントが4年連続過去最低。
原因までは追及してないとのことだが、
良いマネージャーがいればエンゲージしている従業員へ変わるとのこと。
チームエンゲージメントの70%がマネージャーに起因するとも言われてます。
では、良いマネージャーとは?
一人一人の能力を活かし、チームパフォーマンスを最大化できるマネージャーです。
そこには、「トランザクティブ・メモリー」の考え方が必要です。
「トランザクティブ・メモリー」とは、組織全体が「同じ知識を記憶すること」ではなく、「組織内で『誰がなにを知っているか』を把握すること」を重視する考え方です。
そのためには、
Specialization (専門家の可視化)
Credibility (信頼性)
Coordination (効率よく情報をとる)
の3つの要素をチームで担保する必要があり、これをチームマネージャーが構築できているかが重要なポイントになります。
注目のコメント
「長年の終身雇用制度が日本の低水準の一因」は、そのとおりだと思います。が、この調査はもう少し深く見る必要があって、各国を比べると、経済成長が高い国では、前向きな評価になる傾向があります。因果関係としては、「エンゲージメントが高いから、国の経済成長が高まる」のではなく、「経済成長し、どんどん給与が上がり、生活が良くなってくるから、エンゲージメントも高まっていく」ということではないかと解釈しています。
日本に対しては、低成長で非効率な産業・事業に留まるのではなく、高成長で生産性の高い産業・事業に転換していくことを示唆しており、その手段として、終身雇用制の見直し、という順序かと思います。人生一度きりですので、会社に依存しない、むしろ会社を利用するくらいの働き方を追求していく。これでいいと思います。
最近ではプロティアン・キャリアの考え方も浸透してきていますし、そういった人が増えれば増えるほど、それに適応できない会社はオープンワークなどの口コミサイトを通じてじわじわと採用で苦戦し、淘汰されていくでしょう。
この手の調査結果をいちいち憂いて、周辺環境のせいだとか、法制度のせいだとか、そんなことを言っている時間があるなら、自分の人生もっと豊かにする選択を取る方向に舵を切りませんか?その方が、前向きな気持ちになれませんか?日本の伝統的な大企業の雇用システムでは、広範な配置転換権により、自分が希望していようがいまいが部署が変更され、勤務地が変更されます。そして、まだまだ多くの企業では実質的には年功序列で昇格もなされていきます。
そんな環境の中ではどうしても仕事にやりがいを持つことは難しいように思います。
他方で、この配置転換権は企業が重い雇用保証の負担・解雇規制を課せられている裏表でもあります。
いい加減、この誰にとっても負担となっている雇用システムを変更すべきですし、司法も含めて雇用保証を神聖視することを止めるべきです。