【株価急上昇】ライブ革命「スフィア」をしかけた謎企業
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みなさんNaoです! 世の中はビジョンプロすごいぞと言ったコメントがSNSに溢れてますが、むしろベガスに3500億円かけて誕生した巨大なエンタメ施設、Sphereに注目して欲しい。この会社は実は上場企業で、株価が急上昇中。凄まじいエンタメ革命を世界に巻き起こそうとしてます。
ぽっぽ~
ドイツにYadegar Asisiというパノラマを専門としたアーティストがいます。この「パノラマ」は円筒形空間の内側にぐるっと360度の景色を描く19世紀に流行した絵画展示という、本来の語源でのパノラマ。
著名な作品はベルリンのペルガモン博物館の隣で公開されている古代都市ペルガモンのパノラマですが、他にもドイツ国内のガスタンクを改装した施設で常設展示をしています。
何故ガスタンクかというと、欧州で19世紀に建設されたガスタンクの中には建築としても優れたものがあり、一部は今日も住宅や文化施設として再利用されているんです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Vienna_Gasometers
そんなガスタンク再利用のパノラマはこんな感じ。
https://de.wikipedia.org/wiki/Panometer_Dresden
https://de.wikipedia.org/wiki/Panometer_Leipzig
で、彼はフランスでもルーアンの施設で展示を行っていたのですが、こちらは2021年に閉鎖してしまいました。理由はお察しのとおり、コロナ。
また最近はゴッホの絵画などをテーマにした没入画像展示が世界各国で開催されてますが、この種の展示を北米で展開していたLighthouse Immersiveという会社が昨年破綻しています。こちらは逆にコロナ後のエンタメの多様化に対して目新しさが無くなったという解説がされています。
https://www.artnews.com/art-news/news/lighthouse-immersive-van-gogh-exhibition-restructures-operations-bankruptcy-1234676300/
このぽっぽ~動画でもSphereの海外展開が解説されていますが、施設の建設費もコンテンツ制作費も上記のような没入展示とは桁違いでしょうから、同じく桁違いのチケット価格や入場数を維持できる持続可能なカテゴリとして成立するのか。巨大施設を抱えてなおコロナのような突発時やトレンドの変化に対して生き残れるのか。
この施設だけでポシャるのではなく今後世界各国で定着するとすれば、例えばIMAXが過去のケースとして比較例になるのかな。