【観光地獄】インフルエンサーとゴミが激増している
コメント
注目のコメント
JRパスは少し高くなったようですが、まだまだ全然安い。「観光客には割引」から「地元民には割引」をベースにインフラ投資のための料金徴収をもっと積極的に行ったらいいと思うのですが。
コロナ明けからホットな話題、日本の「オーバーツーリズム」をキャッチアップ。
観光立国を目指す方針のなか、日本はオーバーツーリズムとどう向き合っていくのでしょうか。
東南アジアを旅行しまくり、日本に帰ってきて思うことは、「観光地の英語表記少なっ!」と、「観光客と日本人の値段一緒なんだ」です。
観光客慣れしている地域では、すでに様々な対策がなされているので、日本も各地域の成功例を取り入れて、住民と観光客の共存ができるような仕組みを整えていってほしいとおもいました。記事の見出しが「観光地獄」・・・。観光地は人混みとゴミ地獄とでも言いたいのでしょうか。しかも、その原因をインフルエンサーに押し付けています。仕事柄、多くのインフルエンサーと現場でご一緒していますが、プロフェッショナルな人ほど地元の生活習慣や環境にとても配慮しています。そして、地域の本質的な価値を伝えようと撮影しています。
「ソーシャルメディアの影響は感じます。旅行者たちがおしゃれをしてポーズを取ったり、SNS映えを意識してますよね(記事から引用)」
混雑した場所で傍若無人な行動をしている多く人たちは、SNS映えだけを目的とした一般の旅行者や中途半端なインフルエンサーもどきです。
ゴミ問題もゴミ箱設置数を増やすだけでは根本的な解決にはなりません。ゴミそのものを出さない取り組みが無ければ、ゴミ箱を至るところに設置しても観光地ではあっという間にゴミで一杯になります。回収率を上げれば膨大なコストが掛かります。
私が住むスイス・ツェルマットの通りにはほとんどゴミ箱が設置されていません。もちろん、ポイ捨てがゼロではありませんが通りはいつもきれいでゴミが散乱することはなく、イベント時には臨時ゴミ箱が設置されたとしてもゴミで溢れ返ることもありません。
スイス・ツェルマットは、自動車を乗り入れ禁止とした馬車と電気自動車だけが走る環境共生型リゾートです。住民の環境に対する取り組みからリゾートとしての受入環境整備に至るまで、地域が環境に対するスタンスを徹底していることで旅行者の滞在中の意識も変わっています。誰でも良いから一人でも多くの人に来てもらうのではなく、当地に来て頂きたい旅行者は誰か、その人は当地に愛着も持ってくれるのかを判断せずに何もしなければ、大衆化された旅行者に荒らされるだけなのです。
そもそも、混雑やゴミのポイ捨ても外国人旅行者だけでなく、日本人にも責任があることは下記のニュースにコメントしました。
https://newspicks.com/news/9063552?ref=user_2720028