鈴廣にとってこの10年は、大きな危機の連続でした。そんな中、社長である博晶さんは有無を言わさず、長男の智博さんを呼び寄せます。事業継承のタイミングはそれぞれですが、鈴廣は最も厳しいときにあえて次の社長となる智博さんに会社に参画させることで、ビジネスの厳しさを学ばせたといえます。難しい経営判断を次々とこなしていく父の姿に、智博さんは、「経営者としての父のすごさ」に改めて圧倒されたといいます。しかし、その博晶さんもまた先代、先々代にあたる両親から鈴廣の経営マインドを受け継いできたのです。それこそが、老舗であることの最大の強みだと感じさせられました。
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