【3分解説】米地銀株が暴落、「不動産リスク」の深刻度
NewsPicks編集部
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次のリスクの火種になると言われてきたアメリカのオフィス不動産。NYCBの決算は、その問題の深刻さの一部が表出したものと言えそうです。
アメリカの地銀の決算の話なので、あまり身近ではないかもしれませんが、巡り巡って日本のあおぞら銀行まで問題は波及しています。何が起きているのか、ポイントをまとめました。
注目のコメント
米国の商業用不動産ローンは、2025年までにやく2.1兆ドルが返済期限を迎えるといわれています。日本円にして約310兆円です。
融資元の金融機関は、こぞってこのリスク資産を売却しようとしていますが、収益が見込めない物件に買手はつきません。
家主は家賃収入がはいらず、ローンの借り換えもできず、身動きができない状態です。ジャネット・イエレン財務長官は、1月21日商業用不動産市場の低迷による銀行のストレスや財務上の損失がさらに拡大するとの見通しを示しています。商業用不動産市場が回復するには相当時間を要するでしょう。私も第二ラウンドに注意要だと考えます(高金利は続く可能性高く商業用不動産の需要回復見通し立たず)。
金融システム崩壊に直結することは無いまでも、何らかの影響が出るリスク要因であることは間違いなく。