ウクライナ軍トップ交代 新トップは“キーウ防衛戦”で活躍の陸軍司令官
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ザルジニー総司令官が解任され、新しいウクライナ軍総司令官には陸軍司令官を務めてきたシルスキー大将が任命されました。
シルスキー大将は歴戦の軍人であり、適任ではあります。
しかし、ザルジニー大将は、国際的な知名度も評価も高く、ウクライナにおいても国民、兵士から非常な支持を得ている人物です。
そのザルジニー大将が、功績こそあれ、特に落ち度があった訳でもないのに解任されたのは、評判が悪く、士気にも関わります。
2024年8月に始まり、失敗した南部攻勢について、事前に強く反対し、ゼレンスキー大統領と対立したことで戦争指導部から外された、その延長上の解任としか見えません。
シルスキー大将も、手堅い戦争指導はできるでしょう。
しかし、ロシアとの戦争は誰がやっても苦戦するに決まっているので、尋常以上の卓越した軍人が指導しないと勝てない可能性が高いです。
そうなると、ザルジニー大将の方が適任でしょう。祖国を守る戦争中に権力争いや汚職の数々… 米国の支援もトランプの影響で不透明感しかない。ロシアの勝利がベースケースになりつつある…
ゼレンスキー大統領も初期は世界的な共感を集めることに置いて凄く力を発揮したけど、最近は空回り… ロシア勝利、そしてトランプ再選。なかなかカオスなシナリオが現実に…大統領が軍の総司令官を解任できるのは文民統制として正しいと思います。
しかし、国民に人気が高いザルジニー総司令官を解任するのはゼレンスキー大統領にとって厳しい選択です。
更に戦況が悪化したときは、大統領の任命責任が問われることになってしまいます。