【バブル後高値】S&P500をもぶっちぎる「日経平均の正体」
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「日経平均とは」意外と知らないことがあり、大変勉強になりました。平均株価の上昇/下降は一部の企業への依存性が高いため、日本経済の実態を必ずしも示しているとはいえないということですね。(今後そのウエートの偏りを改善しようとするみたいですが)
・日経平均の価格は、単なる株価の平均値ではない
・日経平均株価における構成比率(ウエート)は一部の銘柄に偏りがある
・日経平均のルーツは東証平均
注目のコメント
コロナ禍の前と比較して、先進国で最も株価が上がったのは日本と米国です。ただ、米国は上昇したのが7銘柄に集中しています。バランスよく全体が底下げされたのは日本だけです。日本を代表する指数がここで解説されている日経平均ですね。最近、日経平均が上がることで、バブル後最高値という表現が良くされます。しかし、これは実は世界的には例外です。世界的には株価はほぼ常に史上最高値を更新し続けています。日経平均の史上最高値の更新がほぼ毎日のようになる日は遠くないと思います。
日経平均225社のPERは今期の利益予想ベースで16倍と少し。配当利回りは単純平均で2%くらい。バリュエーションは高くなりつつありますが、目下発表中の決算を見ても業績は概ね良好で「割高」とまでは言えないかもしれません。むしろ第一生命HDの「同意なき買収提案」(最終的には同意)や、三菱商事のモンスター自社株買いなど、変化の鼓動を感じます。
日経平均は4万円まで10%を切りました。日本株全体があと10%ほど上がると、時価総額は1000兆円に達します。日経平均4万円時代は、ニッポン株式会社の時価総額1000兆円時代でもあります。日経平均の歴史がよくわかるレポートです。これまでの経緯をみると、株式分割や銘柄入れ替えなどの際、変動がないように手加減を加え、複雑怪奇になっているように思えます。35年ぶりに最高値を抜くというけれど、35年前のものと今は内容がガラッと変わっている。それが意味のあるものなのか、複雑な思いです。直近の比較であれば、意味があるとは思います。