「先天梅毒」の子ども 過去最多に 妊婦から胎児への母子感染
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日本では梅毒が増加し続けています。
第二次世界大戦後、日本で梅毒患者は激減し2000年から2012年まで年間500〜800人台で推移していましたが、2013年以降、梅毒患者が急増、2022年には12966例に達しました。
特に20代前半の女性で多いことが先天梅毒への問題点となります。
梅毒は「偽装の達人」とも呼ばれ、さまざまな症状を引き起こります。診断が困難な場合もあります。
2022年1月から、治療に有効な単回筋注用ペニシリン製剤の使用ができるようになった点は朗報ですが、治療したからといって先天梅毒を100%防げるわけではありません。そして、ペニシリンそのものが不足している現状ではなかなか対処も難しくなっている現状と言えます。
注目のコメント
昨年は梅毒の感染者自体が戦後過去最高だったため、先天性梅毒の患者が増えても不思議ではありません。しかし、妊娠時に病院に行って正しい治療と予防が行われていれば、先天性梅毒は防げるため、悲しい出来事と言わざるを得ません。
梅毒が広がっているということは性感染症が拡大していることとnearly equalです。今後、HIVなどの性感染症が拡大する事も懸念されるため、より一層感染予防には気をつける必要があります。定期検査も大事です。
妊娠を考えている方は妊娠前に夫婦で性感染症のチェックをしておくのも良いかもしれません。先天梅毒は、完全に大人の事情で子どもに影響を与えているもので、大人が気をつければ防ぐことができるもの。だからこそ、それが増えているというのが残念すぎます。
妊婦さんが梅毒に感染すると、先天梅毒だけでなく、流産死産となることもあります。妊娠中に治療しても先天梅毒を100%防げるわけではないです。
妊娠中に梅毒に感染しなければよいわけで、そのためには、
妊活開始前に、男女ともに梅毒の検査を受けておくこと、陽性なら治療してから妊活開始すること、
そして妊活中にパートナー以外と性交渉しないことです。
コンドームで感染リスクを下げることはできるものの、完全に防げるわけではありません。梅毒は性行為により感染する感染症の一種です。最近数年間で日本では流行が加速しており、昨年の感染者数は過去最高を更新しています。母から胎児へ感染すると「先天梅毒」になり、皮膚病変、発育不良、髄膜炎や水頭症などの合併症を引き起こす可能性があります。妊娠初期の妊婦健診で梅毒を含めた性感染症の検査は行いますが、妊婦検診を受けていなかったり妊娠中の性交渉で感染したりすることで先天梅毒が増えているのが現状です。