「無音」のTikTokに困惑するユーザーたち。ユニバーサルミュージックとの交渉決裂の影響
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そもそも、TikTokって流行ってる曲が更に流行るのではなく、アマチュアの人が作った曲とか大昔の曲が突然バズるということのほうが多い
一時的にはダメージあるかもしれないが、TikTokとしては意外とノーダメなのでは?
最近はAI作曲機能もあり、どっちが勝つか負けるかはまだ分からないでしょう
注目のコメント
中国企業もライセンス契約をちゃんと守る時代になったことに驚き。
10年前にやってたら、権利無視・著作権侵害なんてお構いなしで流してたのではないかと。記事にも書いてあるが、これは無名のアーチストにとってはチャンスだ。
人気インフルエンサーのTikTokで、多くのBGMが無音になっている。
https://www.tiktok.com/@dailyxsav
TikTokはもともと、15秒の、いわゆる「視聴」というグレーなところをついて(正規のダウンロード販売サイトでも無料で30秒くらいはただできけますよね、あれです)、正規の楽曲を利用したいというユーザーの心をつかみ、音楽が動画に与えるすばらしさを示し拡大してきた。
そして今やショート動画に正規楽曲が使えるのは当たり前、そこからヒットが生まれる、という世界までつくりあげた。
ただそこに今回世界最大手のユニバーサルがNOをつきつけた。影響を受けた動画クリエイターは対応を余儀なくされるが、もはや長尺動画が相当の割合を占めるTikTokでは、自然な流れだとも言える(テイラーのパワーが凄くなってきたから、というのもあるだろうが)。
今後、アーチストのほうが力をもつレーベルに関しては、こうした動きは広がっていくと思われる。
さてここで、考えられる動きは2つ。一つは、違法アップロードが増えるだろう、という点。これは、黎明期のYouTubeでもそうだったように、もちろん今でもそうだが、自然な流れとして一定数はあり続けるだろう。
そして2つ目が、新たなカルチャーの登場だ。
日本でもニコニコ動画がバズった頃に、著作権を気にせず自由に楽曲が使えたらいいよね、ということで、ニコニコ側の支援もあり独自のカルチャーが育っていった(クリエイター支援制度やニコニコモンズなど)。ボカロなどは多くの日本人でもすでに馴染みのある文化になったといえるだろう。
https://commons.nicovideo.jp/
https://site.nicovideo.jp/creator-support/
制約があるからこそ育つものもある。
もちろん、TikTok、プラットフォーム側の支援があればなお良いわけだが、今後、本当の意味でのTikTokネイティブな歌姫が登場することを期待したい。第2のテイラーはTikTokから出てくるのか、それとも。
ちなみに、アーチスト自身が自分の楽曲も使えない、というのは、TikTokに限らず権利関係を一般のアーチストは一括管理してもらうことが多いから。