サマーズ氏が警鐘、金利は2030年まで3%を大きく上回る可能性も
Bloomberg.com
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サマーズ教授は、ニューケインジアンの代表的経済学者の一人。ニューケインジアンとしての初期の業績として、「物価の硬直性」に関する理論がある。それに従えば、一度物価が上がり始めてインフレになれば、物価は下がりにくくなる。当然、名目金利も下がりにくくなる。はたして、ニューケインジアンの理論通りになるだろうか。
中立金利が上がった可能性に加え、米国債の需給悪化にも要注意です。米国債の最大保有者は中央銀行ですが利下げ開始後もペースこそダウンすると見込まれますが、保有残高を減らす量的縮小(QT)を継続する可能性があります。かつて国別でトップだった中国は過去10年で約0.5兆ドルも残高を落としました。現在、海外ではトップの日本の残高も総じて横ばい圏です。為替ヘッジコストが高くなったこと、生保が2025年以降に適用される資本規制に対応し、残高を落としたことなどが影響し、殆ど増えていません。因みに米予算局(CBO)は昨年12月時点で今年の年末の長期金利予測を4.8%と公表しています。